税務署に提出された「相続税の申告書」のうち、5~6割は何かしら適正でない箇所があり、その多くは払いすぎになっています。
そう指摘するのは、著者である相続専門の税理士です。
なぜ、相続税を払いすぎてしまう人が多いのでしょうか。
それは、相続税に精通していない税理士が相続財産の評価をすると、「相続税を低く抑えられるポイント」を見逃してしまうことが多いからです。
時価が不明確な土地については「この資産価値は○○円です」という客観的な正解が存在しないことを知っていましたか。
なお、税務署は、「過少」申告すれば指摘してきますが、「過大」申告をしても、「相続税を払いすぎです」とは連絡してきません。ですから、納めすぎに気づかないままの人が多いのです。
でも、安心してください。相続税を収めた後でも、5年以内であれば還付してもらえます。払い過ぎた税金が返ってくるのです。
もちろん、相続が起こる前、つまり生前に準備をすることで、節税できる対策はいろいろあります。
本書で、「相続後でも間に合う対策」と「損をしないための生前準備」を55の質問と回答で学んでいただき、「払いすぎ」を防止いただけると幸いです。