世界に誇れる超古代の真実が古事記・日本書紀によって封印されたとの立場をとる著者が、縄文時代以後の中部山岳における信州などで多くの土器文化や製鉄・青銅文化の存在、銅鐸と銅戈の出土などを材料に描く古代史像の転換。
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「プロローグ」より
日本の古代には、世界に誇れる巨大な前方後円墳、世界一古い縄文文化、巨大な三本の巨木を束ねて一本の柱にした出雲大社、三内丸山遺跡の巨大柱群、銅鐸文化がある。
私は縄文文化を科学しているうち、日本建国の飛鳥・奈良時代に縄文文化や巨大銅鐸文化等世界に先駆けた優秀な日本の真実の超古代史が、古事記・日本書紀の外に追い落とされたことを実感した。そして縄文時代から続いた六千年以上も前の優れた日本の真実の超古代の不都合なルーツが封印されたと知った。
今もなお日本の数々の文化・芸術・鉱工業技術の超古代史は、奈良平安時代に堅く封印されたままだ。極秘の超古代史の真実を、科学の力で解明しなければと思う。
前著では縄文時代に製鉄が日本で行われていた可能性を科学的に検討し(信州諏訪がルーツ)、黄金輝く金環文化が埼玉県東松山市と周辺に生まれていたことを見つけ出した。そして今回は縄文時代以後、中部山岳の長野県等で多くの土器文化や製鉄・青銅文化が産まれていたことを知った。
平成19年、長野県中野市柳沢遺跡で銅鐸と銅戈が出土、また坂城町の五明条里水田跡の木棺墓から七点の鉄鐸が出土したことなど、封印されていた各地で真実の古代史の扉が少しずつ開かれつつある。