歴史は繰り返す? 日米安保の参戦条項の実行性は……
一九五八年八月二三日、中国人民解放軍は金門島を砲撃、戦端は切られたが、
アメリカ軍は参戦せず、軍事援助と後方支援に終始した……。
日本は国家の防衛について、米国との安全保障条約を最後の頼みとしているが、
中国が軍事力を行使して尖閣諸島への上陸を企図した場合、果たして
日米安全保障条約は有効に機能するであろうか。
米華相互防衛条約の4、5条と日米安全保障条約の4、5条
(いわゆる参戦条項)は、日米条約のほうが、詳細であるが、
その趣旨に違いはほとんどない。そして日米安保条約第5条の適用には、
幾つかの条件がある。
現在、台湾は中国との実質的な国境地帯として金門・馬祖の
大陸沿岸諸島を領有している。しかし、この諸島の維持のために数度の
軍事的紛争を経験した。その経験は、わが国が尖閣諸島を保持するために
どのような行動を為すべきかについて示唆を与える。
米華相互防衛条約と台湾海峡紛争の歴史を知ることは、極めて重要である。