災害の環境史

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商品説明
感染症、震災・原発、害虫、交通事故……
「災害」とは私たちにとって何なのか?

現代の科学技術社会が次々ともたらす危機を人間と環境を包み込む視点からとらえなおした新たな「災害論」!


「本書で考えたいのは、そもそも「災害」とは私たちにとって何なのかということです。「災害」というと、荒ぶる自然が人間に与える甚大な被害というイメージがあると思います。たしかにかつての自然災害は、そのようなものでした。しかし科学技術が高度に発達した現代社会においては、災害は人間の世界の内部に組み込まれています。そのような現代の災害から、人間と自然の関係について考え、さらには人間のあり方について考えることが、本講義の目的です。」

「本書の視点は、コロナ禍が落ち着いてきた現在でも通用するものであると考えています。本書のおもな論点は、「科学技術社会」は次々と新たな災害をもたらす一方で、災害を日常のなかに埋め込んでいく機構を持っているということです。(中略)近い将来にCOVID-19は、完全に私たちの日常のなかに組み込まれるでしょう。それでもCOVID-19について振り返ることには意味があるはずです。科学技術社会は次々と新しい災害をもたらします。未来に必ず来るであろう新しい災害を考える上でも、本書の視点は有効であると私は考えています。」(「はじめに」より)

コロナ禍以後の新たな時代を生きるためのヒントを学ぶ教科書、
京都大学の教員たちによる人気オンライン講義シリーズ「立ち止まって、考える」書籍化第2弾。



■京都大学人社未来形発信ユニット 立ち止まって、考える
パンデミック状況下での人文社会科学からの発信
WEBサイト
https://ukihss.cpier.kyoto-u.ac.jp/think/

「人文・社会科学の立場から、立ち止まって考える機会を提供する。
新型コロナウイルスによる「非常事態」が何を意味するのか、国内外の社会状況が慌ただしく変化する中で、少しだけ立ち止まって考えることも必要ではないでしょうか。人社未来形発信ユニットは、時間的・空間的なスパンを長くとって、物事を掘り下げて考えようとする人文・社会科学の立場から、みなさんに立ち止まって考えていただくきっかけを提供したいと思い、「立ち止まって、考える」という一連の企画を立ち上げました。」



●著者紹介

瀬戸口明久(せとぐち あきひさ)
京都大学人文科学研究所准教授。専門は科学史。
著書に『害虫の誕生虫からみた日本史』(ちくま新書、2009年)、『日本の動物観人と動物の関係史』(共著、東京大学出版会、2013年)、訳書にロレイン・ダストン、ピーター・ギャリソン『客観性』(共訳、名古屋大学出版会、2021年)。
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