党はどこへ行ったのか

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レッド・アーカイヴズ第5作
日本の革命を志し国家権力との確執の間ただ中に戦い抜き、生き延びた革命家たちの記録。日本の未来、すなわち革命運動を考えるならば、このシリーズが提出した問題は避けてとることはできない。(01 奥浩平青春の墓標  02 近過去 奧浩平への手紙  03 奥浩平がいた─私的覚書  04 地下潜行/高田裕子のバラード)


プロローグより抜粋
 少し読んでもらえれば分かるように私はいわゆる理論家ではない。読書家ともいえないかもしれない。数十年の関係だったが、私は幾つかの実践活動、編集活動にかかわり、それが必要とする限りで多少の文章を書いてきたにすぎない。
 もちろん私も、マルクスも読んだし、レーニンも読んだし、トロツキーも読んだ。多くを学んだし、大きな影響も受けた。しかし私の人生の中で、もっと大きな影響を受けたのは、一九六〇年の樺美智子の死であり、一九七五年の本多延嘉の死である。
 樺とは生前、顔を合わせたこともない。ただ彼女が殺されたとき、私も同じ国会南通用門にいたというに過ぎない。あれから六三年経った。雨は今年も沛然と降っている。少々気恥しい気がしないでもないが、彼女が死の数年前に書いた詩を引用させてもらいたい。多分、許してくれるだろう。
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