1章 法律的視点からみた医療記録のありかた 1 医療紛争とその防波堤としての医療記録 Case 1 突然死に納得できない患者家族 Case 2 Case 1,病院側の視点 Case 3 いわゆる「クレーマー患者」への対応 2 その説明で大丈夫? インフォームドコンセント(IC)と説明義務 Case 4 ハイリスク患者の術前説明 2章 診断書作成にまつわる危険 1 患者の希望どおりの診断書を作成してよいのでしょうか? 診断書交付義務 Case 5 自ら診断していない過去の交通事故の診断書 Case 6 気を付けよう,保険金詐欺の片棒担ぎになりかねない 2 公的機関へ提出する診断書に関する留意点 Case 7 故意に医学的所見と異なる記載をすること Case 8 求められたら直ちに診断書を出さなければならないのか Case 9 死亡診断のタイミングは家族の到着に影響されない Case 10 遺言書の効力を左右する診断書 3章 診療拒否,応招義務を再確認 この患者,本当に断って大丈夫?─応招義務と正当事由 Case 11 患者都合の時間外診療 Case 12 時間外の急患 Case 13 過去の診療費未払い Case 14 無保険の外国人観光客 Case 15 クレーマー患者 4章 非日常シーン─医療事故発生時の注意点 1 院内発生の医療事故死も警察に通報すべき? 医師法第21条「異状」の解釈とは Case 16 外表の異状は24時間以内の警察通報対象 Case 17 診療関連死と異状死の関係性 2 これって,事故調に報告が必要? 医療法の医療事故調査制度の届出基準 Case 18 死亡を予期できていたか 5章 裁判事例などからみた紛争の考え方 1 患者から金銭要求されたらどうする?─治療行為に伴って,金銭など,医療提供以外の要求を受けた場合の考え方 Case 19 採血時のしびれにはその場の丁寧な記録が重要 Case 20 患者がしびれを訴えているのに採血続行すると… Case 21 医学的根拠に乏しいクレーム 2 裁判で求められる医療水準 Case 22 ガイドラインから外れた治療下での合併症 3 ほかの医療者のミスの影響は?─医師間(研修医・指導医間,同一診療科内,他診療科),他職種の場合 Case 23 診療科内カンファでの治療方針決定とその後 Case 24 指導医の指導とその責任範囲 Case 25 診療科間,医師と看護師での役割と責任の分担 4 なぜ,病院で起きる転倒・転落,誤嚥による窒息は医療事故なのか Case 26 ミトンによる拘束に違法性はないと判断 Case 27 居室で倒れた状態で発見。転落防止義務違反はないと判断 Case 28 ICUでベッドから転落し,転落防止義務違反が認定 Case 29 術後のレベル低下時の誤嚥・窒息の事案 6章 悩ましいシーン:ガイドライン,医療倫理などの適用場面 1 場面別,人生最終段階の治療方針の決め方について Case 30 死期は迫っているが,意思表示ができる患者の場合 Case 31 死期が迫って意思表示ができない患者の場合 Case 32 突発事故による意識不明の場合 2 このような手術は続けてよいのでしょうか?─クリニカルガバナンスとプロフェッショナリズム Case 33 不審死が続く手術の告発 7章 個人情報,プライバシー保護 1 これって守秘義務違反?─知っておくべき,個人情報の扱い Case 34 患者データの紛失 Case 35 個人情報の第三者提供 Case 36 ほかの患者がいるところでの会話とプライバシー Case 37 インターネットの書き込み 2 院内での録音は禁止できる?─録音,写真・動画撮影等 Case 38 無断録音と裁判 Case 39 相手の意思に反した盗撮の場合 Case 40 患者本人の意思ではないカメラの設置 8章 虐待関連法 虐待かも。そのとき,どうしますか? Case 41 児童への身体的虐待が疑われる場合 Case 42 医療ネグレクトの場合 Case 43 高齢者虐待 Case 44 生活を共にするパートナーからの暴力 9章 ハラスメント関連法 1 これってパワハラですか?─指導とパワハラの境界は Case 45 暴力や,業務と関係ない内容の叱責の事例 2 患者の性的な言動って,我慢しなければならないのでしょうか?─医療機関で求められるセクハラへの対応 Case 46 管理者が患者からのセクハラを放置する 3 これって,マタハラですか?─妊娠・出産に関する言動により,職場環境が害される Case 47 妊娠を報告しにくい環境を作り出している上司 10章 体系的理解のために フローチャートによるまとめ─法律,ガイドラインの有無によるパターン別対応