「混血児」の戦後史

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「混血児」の戦後史
  • 発売日:2018/09/26
  • 出版社:青弓社
  • ISBN:9784787234414

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「混血児」の戦後史

「混血児」の戦後史

通常価格 1,760 円(税込)
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商品説明
「混血児」は戦後日本の社会をどのように生きてきたのか――。占領・復興期から高度経済成長期、そして現在までの聖ステパノ学園の混血児教育を縦糸に、各時代の混血児の社会的な立場や語られ方を横糸にして、混血児をめぐる排除と包摂の戦後史を活写する。
目次
序 章 戦後史の裂け目――〝血の政治学〟と〝出会いの教育学〟のはざまで
 1 なぜ「混血児」の戦後史をいま問うのか
 2 混血児をめぐる従来の研究と本書の分析視点・内容との差異

第1章 占領・復興期の混血児誕生――優生保護法の下で生存する[敗戦から一九五〇年代前半まで]
 1 敗戦後セクシュアリティ統制の遺産――優生思想にさらされる混血児
 2 澤田美喜の実践にみる混血児の別学という人格主義――幼稚園の教育実践
 3 幼稚園から小学校へ――ステパノ学園の実践と苦悩

第2章 日本「独立」後の公立小学校の混血児教育――日本人として学ぶ[一九五〇年代中葉]
 1 文部省の混血児教育の方針――いじめへの全学的な対応
 2 公立小学校での共学という平等主義――実母と教師に支えられて
 3 公立小学校の苦悩と教師たちの試み――制度内での改革と日本人への同化
 4 同化を超えた連帯を目指して――優生という排除の論理に抗いながら

第3章 高度経済成長期前半の混血児教育――経済主義の下で生きるために学ぶ[一九五〇年代後半から六〇年代前半まで]
 1 保守化する教育行政――管理主義下の道徳と能力
 2 自治と協働の仲間づくりの徹底化――ステパノ学園の実践
 3 技能教育へ――生きて働くために

第4章 高度経済成長期後半・低成長期の混血児と日本人の子との出会い――経済主義の下で教育と労働をつなぐ[一九六〇年代後半から七〇年代後半まで]
 1 大衆雑誌にみる混血児イメージの定着と日本社会への包摂――才能と汚辱
 2 進学と就職のはざまで揺れる混血児――ブラジル農業移民という最後の選択肢
 3 高度経済成長の喧騒を超えて――日本社会へのいくつかの包摂パターン
 4 周縁化された子どもたちの出会いの場として――ステパノ学園の実践

第5章 低成長時代の周縁化された子どもたちの連帯――多様性を再生し開く挑戦[一九八〇年代前半から現在までを見据えて]
 1 澤田美喜の死(一九八〇年)と新たな挑戦――社会へ広く開かれる学園
 2 支え合い互いにケアし合う場として――多様性のなかでの心の回復

終 章 戦後史を超えて――〝包摂と排除〟か〝つながりと連帯〟か
 1 戦後史のなかの〝現在性〟――〝現在的課題〟としての混血児教育の方法
 2 教育学と歴史学を架橋する混血児の戦後史
 3 〈選別社会〉に抗う〈歴史のなかの教育〉

あとがき
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