まえがき
第1章 つなぐ・つなげる闘病記――患者主体の医療を目指して
1 いま、なぜ闘病記か
2 増加するネット闘病記
3 小林麻央さんとブログ
第2章 海外で書かれた病気体験記
1 二つの問題意識
2 ルース・ピカディ『さよならはまだ言わない』
3 記者が自らのがん体験を紙面に書くということ
4 イギリスでの闘病記に関する調査
5 最近のロンドンで
6 昨今、話題になったがん体験記
第3章 小酒井不木と『闘病術』『闘病問答』
1 闘病という社会的造語
2 『闘病術』
3 『闘病問答』
4 『新書 闘病術』
5 小酒井不木の死
6 探偵小説家としての小酒井
7 闘病の先覚者
8 闘病の広がりと「「闘病」記」の出現
第4章 結核からがんへ
1 病に打ち勝った正岡子規
2 岩瀬又吉『肺病征服記』
3 『郷愁記』について
4 働き盛りの無念
5 闘病記という言葉の一元化
第5章 乳がんと闘病記
1 乳がん闘病記の内容――二〇〇〇年代初頭まで
2 医師・小倉恒子が残したもの
3 現代の乳がん闘病記
第6章 闘病記を書くということ
1 闘病記を書くことの意味
2 書くことでのケア――臨床応用の試み
第7章 闘病記の現在
1 肯定的変化とレジリエンス
2 AYA世代のがん闘病
3 医師が書いた闘病記
第8章 家族が書く闘病記と闘病記の将来
1 家族が書く闘病記――悲嘆とレジリエンス
2 闘病記の将来
巻末資料 闘病記一覧
初出一覧
あとがき