はじめに
第Ⅰ部 人口をめぐる統治戦略の系譜学
序 章 「人口」を分析するために
1節 人口政策の研究史と課題
2節 感受概念としての統治性
3節 知と権力を対象化する方法
4節 分析対象の限定
第Ⅱ部 人口をめぐる知の編成
第1章 人口概念の歴史的基層
1節 〈国力としての人口〉
2節 〈自然性を有する人口〉
3節 二つの人口概念の邂逅
4節 小括
第2章 近代的統治戦略としての《均衡化》
1節 現代の人口規範
2節 「人口方程式」の編成
3節 「均衡」図式の政策論への導入
4節 人口問題と米騒動の関係
5節 小括
第3章 「社会的なもの」と人口をめぐる議論
1節 生存権論とマルサス人口論
2節 社会秩序と人口問題
3節 社会的人口政策論の編成
4節 小括
第Ⅲ部 人口をめぐる知と権力の展開
第4章 人口規範の戦前から戦後への展開
1節 戦前の人口政策をめぐる規範の展開
2節 日中戦争以降(戦時下)の人口規範の関係
3節 戦後の人口規範の展開
4節 小括
第5章 人口政策としての「家族計画」
1節 人口問題と優生保護法
2節 戦後人口政策の矛盾
3節 人口対策委員会および人口問題審議会における人口規範
4節 人口政策としての「家族計画」
5節 人口問題の帰結
6節 小括
第6章 「少子化問題」への道
1節 他の人口規範と連動する「静止人口」
2節 「静止人口」から《静止人口》へ
3節 「世界人口爆発」による《静止人口》の後景化
4節 「少子化問題」の登場とその対策
5節 小括
終 章 人口をめぐる統治の現在
1節 まとめ
2節 日本人口政策史の考察
3節 統治性の二重性
4節 残された課題
5節 結語
注
おわりに
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装幀――安藤剛史