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発売日:2016/02/02
出版社:
草思社
ISBN:9784794221841
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文庫 昭和二十年 第9巻 国力の現状と民心の動向
文庫 昭和二十年 第9巻 国力の現状と民心の動向
鳥居 民
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昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)...
商品説明
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
米も塩も石炭もない。
海上輸送は壊滅状態となり、航空機の生産は水増しして発表される。
新官僚たちが作った「国力ノ現状」の報告書を中心に六月初旬の日本を描く。
(5月31日~6月8日)
目次
第26章 「国力ノ現状」 アルミの生産は、航空機はどれだけ(五月三十一日~六月四日)「国力ノ現状」 北海道の石炭はいつまで米内光政と松平恒雄が木戸解任に動くチャーチルが「十対一だぞ」と警告したのだが「国力ノ現状」 溶鉱炉のバンキングがつづく「国力ノ現状」 アルミナもアルミニウムもつくっていない...
目次
第26章 「国力ノ現状」 アルミの生産は、航空機はどれだけ(五月三十一日~六月四日)
「国力ノ現状」 北海道の石炭はいつまで
米内光政と松平恒雄が木戸解任に動く
チャーチルが「十対一だぞ」と警告したのだが
「国力ノ現状」 溶鉱炉のバンキングがつづく
「国力ノ現状」 アルミナもアルミニウムもつくっていない
「国力ノ現状」 最後の頼りは白粘土
「国力ノ現状」 つぎは樺太の林産油
木戸、米内と松平の計画をつぶす
「国力ノ現状」 二千機の航空機を生産していると言ってみせるが
「国力ノ現状」 大幸と武蔵は壊滅してしまった
「国力ノ現状」 四月は一千機、五月は五百機か
「国力ノ現状」 木製機の開発も遅すぎた
「国力ノ現状」 繊維工場、製紙工場も動員したが
箱根にいるロシア人とドイツ人たち
箱根にいる横浜の児童たち
広田弘毅、マリクにさぐりを入れる
マリク、松岡洋右を非難し、石井菊次郎を褒める
第27章 「国力ノ現状」 毎日なにを食べているのか。大豆が頼りなのだが(六月五日)
守山義雄の特電「ついに奇蹟は起こらなかった」
志賀直哉、南弘、守山の報告にそれぞれ思うこと
「国力ノ現状」 日記に記すのは食糧のヤミ値、ごくたまのご馳走
「国力ノ現状」 魚を食べるのは月に一回か、肉や卵は……
「国力ノ現状」 食用油は
「国力ノ現状」 塩は
「国力ノ現状」 砂糖は
「国力ノ現状」 疎開児童は一日千三百キロカロリー
「国力ノ現状」 一日千三百キロカロリーの兵士がいるのか
「国力ノ現状」 どこでも兵士たちは腹を空かせている
「国力ノ現状」 満洲の大豆に頼るしかないのだが
昭和十四年の「飢饉」を思いだしていたら
「国力ノ現状」 敵の機雷に封鎖される
「国力ノ現状」 頼みは八八
「国力ノ現状」 六月以降、海上輸送は危機的状況に
「国力ノ現状」 四十すぎの男を召集して
「国力ノ現状」 この冬にどのくらいの死者がでるのか
「国力ノ現状」 「局面ノ転回ヲ冀求スルノ気分アリ」
陸軍省軍務課、守山の報告に顔をしかめる
石橋湛山、守山の報告にうなずく
第28章 梅津、米内、鈴木、木戸はなにを考えるのか(六月六日~八日)
「今後採ルベキ戦争指導ノ大綱」を決めねばならないのだが
いったい参謀総長はなにを考えているのか
梅津美治郎が考えていたこと
米内光政が考えていること
梅津美治郎はあらためて考える
いったい総理はなにを考えているのか
鈴木貫太郎が考えてきたこと
内大臣は考える
木戸幸一「戦局ノ収拾ニ邁進スルノ外ナシ」と書く
引用出典及び註
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