『法と経営研究第7号』
上村達男・金城亜紀 責任編集
【目 次】
はしがき〔金城亜紀〕
◆ 対談 ◆ 三瓶裕喜 × 上村達男
『制定法』は多彩なlawの表現―イギリス企業社会を支える分厚い規範の層
1 四十歳 パイオニアの軌跡 米国弁護士 本間道治〔平田知広〕
1 「24時間戦えますか」の時代に三井不動産のエリートコースを捨て,選んだもの
2 40歳異国での挑戦,それは専門外の分野だった
3 使命感に満ちた楽観主義者
4 入学も,卒業も,就職も,薄氷の上を堂々と歩む
5 最後の難関,弁護士試験に挑む
6 Ogletree Deakins法律事務所への転職と,キム・イバート弁護士との出会い
7 実施セミナー数は1000回超え
8 日本企業はなぜ変わらないのか,という危惧
9 人生100年とは,現役100年のこと
2 新しい株式会社(観)を考える―擬似共同体と金融商品を超えて〔末村 篤〕
1 戦後日本資本主義と日本的経営
2 擬似共同体化した株式会社
3 株式会社の誤用,濫用,悪用の果て
4 世界は株主至上主義離れへ舵を切る
5 失われた「1億総中流社会」
6 モノ言う株主の跳梁跋扈
7 株式会社本質論
8 「社会の公器」に与えられた特権
9 企業統治の目的は株主利益の追求に非ず
10 大株主には影響力に伴う責任がある
11 「株式会社亡国論」の先進性
12 真の株主を知る権利
13 株式会社観を涵養する教育を
3 会社解散命令と取締役の資格剝奪制度について―その沿革的考察〔西川義晃〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 戦前会社法の下での取締役の資格に係る立法・学説
Ⅲ 裁判所による会社の解散命令の沿革と課題
Ⅳ その他―会社の解散の訴えと法人格否認の法理
Ⅴ おわりに
4 日本における取締役会構成の現状と多様性確保のためのルールメイキング〔菱田昌義〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 米国を中心とした国際的な動向
Ⅲ 日本の動向
Ⅳ 多様性確保のためのルールメイキング
5 連結会計制度と総合商社の事業投資―総合商社の資産構造と持分法の適用に対する示唆〔畑 憲司〕
1 本稿の背景
2 連結会計の制度的枠組み
3 持分法適用会社の論点
4 総合商社の資産構造の変化(定量分析)
5 本稿のまとめ
〈連載〉経営者のためのESG入門
1万色で見る地球温暖化〔久世暁彦〕
〈連載〉ビジネス・ヒストリーからみる法と経営
第1回 長寿企業と「イエ」〔佐藤秀昭〕
コラム1 デジタル金融改革との戦争―キャロル・ロス著『You Will Own Nothing』〔尾関 歩〕
コラム2 経営者から見た法と経営〔田島安希彦〕
【講演記録】
現代日本を襲う諸困難は株式会社制度の「トリセツ知らず」が原因〔上村達男〕
〈法と経営学会コーナー〉
コラム 古典から『法と経営』を考える〔内藤由梨香〕
〈大人の古典塾〉実務家にとっての教養(第4回)
『源氏物語』は人間学の最良の教科書である〔近藤隆則〕