• 発売日:2018/11/11
  • 出版社:田畑書店
  • ISBN:9784803803563

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〈異〉なる関西

〈異〉なる関西

通常価格 3,080 円(税込)
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  • 発売日:2018/11/11
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商品説明
織田作之助と川島雄三の共振、直木三十五と「ファシズム宣言」、佐藤春夫、中上健次を生んだ熊野と大逆事件賀川豊彦の神戸労働運動、関西沖縄県人会神戸モダニズムの空間、阪神間の建築表象を巡る考察稲垣足穂、横溝正史……文学に始まって、映画、建築、または労働運動から前衛芸術まで。192030年代のメディアにおける文化表象を多様な角度から考察することで、「関西」という文化空間を立体的に捉えたまったく新しい〈関西学〉の誕生!
目次
まえがき第一章 移動と差異化酒井隆史 織田作之助と川島雄三尾崎名津子 〈大阪人〉の視差──直木三十五「五代友厚」をめぐって廣瀬陽一 金達寿における関西──〈神功皇后の三韓征伐〉と「行基の時代」黒川創 小説『京都』に至るまで──土地と創作をつらぬくもの【コラム】 福岡弘彬 ボロ・くず・ゴミ溜りの街、京都第二章 場と営み冨山一郎 宣言としての言葉をどう再読するか──関西沖縄県人会機関紙『同胞』を読む辻本雄一 熊野新宮──「大逆事件」──春夫から健次へ杣谷英紀 一九二〇年代前半の神戸労働運動と賀川豊彦──結節点としての労働学校・関西学院【コラム】 磯部敦 言説としての奈良第三章 メディアと文化環境大橋毅彦 神戸モダニズム空間の〈奥行き・広がり・死角〉をめぐる若干の考察永井敦子 一九二〇年代半ばの『神戸版』映画情報──新聞連載小説の映画化を中心に島村健司 ロケーションへのまなざし──神戸一九二〇年代文学の背景・前衛芸術と郷土芸術の交差地点【コラム】 荒井真理亜 関西のメディア人・北尾鐐之助第四章 散種されるモダニズム高木彬「理想住宅」と「煌ける城」──一九二〇年代・阪神間の建築表象をめぐって山口直孝 複数の神戸を遊歩すること──横溝正史『路傍の人』のモダニズム大東和重 昭和初期・神戸の文学青年、及川英雄──文学における中央と地方【コラム】 季村敏夫『山上の蜘蛛』を書き始めた頃あとがき執筆者紹介索引
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