法の支配と文明秩序

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法の支配と文明秩序

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於 興中 (原著)
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文化大革命期に大学で学び、ハーバード大学で西側の法理学を学び、博士の学位を取得した於興中氏は、西側諸国は「法の支配」を人類社会の最も理想とする状態と考えているが、これは永遠の仮説であると言う。於興中氏は、資本主義制度下の社会の分断及び階層間の不平等などの多くの問題があることを指摘し,強勢文化、二元認識論及び法の支配の関係について検討し、法の支配にも弊害があることを指摘する。本書は、中国における法の支配によらない社会の形成をしようとする中国指導者の基軸となるものの考えかたを示した一面があり、現在の中国の習近平国家主席の思考形態を理解する上でも有用である。法律改革論者に比較の第三項を提供している。
目次
第Ⅰ部 法の支配,人権及び秩序

第1章 強勢文化,二元認識論と法の支配

第2章 法文明秩序としての「法の支配」

第3章 中国における人権条約の文化的意義

第4章 秩序と文明秩序

第5章 熟議民主主義と結社の自由

第6章 価値観の転換と主体の喪失 ─現代儒学が直面するジレンマ─

第Ⅱ部 法学における現代とポストモダン

第7章 自然法論と法の神聖化及び世俗化

第8章 法における現代とポストモダン

第9章 批判法学とポストモダン法学

第10章 ドゥオーキンの法律観と法の本性

第11章 自由主義的法律価値と法のグローバル化

第12章 解放,発展と法 ─ポストモダンの現代化に向けて─

第13章 寸評『現代法学に関するエッセイ』

第Ⅲ部 地方法制の意義

第14章 非終局性,「青天大人」と理想の裁判官ヘラクレス

    ─伝統中国の公正観について論ずる─

第15章 地方法制の意義

第16章 地方の法の支配と補助的原則
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