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臨死介助および承諾についての比較法的考察

臨死介助および承諾についての比較法的考察

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商品説明
生命倫理と法の問題をめぐっては喫緊の課題が多くあるなか、近時、「死を迎えること」にかかる人間の自律、尊厳について深い議論が展開されている。本書は、そのなか、特に臨死介助の場面にかかる「患者の承諾」と「自殺幇助」について、ドイツにおける理論、実務、立法の状況を比較法的見地から紹介し、翻って、わが国の議論状況を整理し、検討したものである。いまや、わが国においても公然と語られつつある「死ぬ権利」の問題など、現代社会における死にまつわる個人の選択、承諾と決定のあり方を、広く法の視点から問うている。
目次
第1章 刑法における自律 ―Gunner Duttge「刑法における自律の限界づけによる自律の保護」の論稿の検討を通じて―
第2章 臨死介助・治療中止・自殺幇助と「自己決定」をめぐる近時の理論状況
第3章 臨死介助協会と自殺援助処罰法 ―ドイツおよびスイスの現状―
第4章 終末期医療における患者の承諾と自律
第5章 医療における患者の自律と承諾能力
第6章 医療行為に関する,とりわけ高齢患者の承諾能力
第7章 未成年者の承諾
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