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惑星社会のフィールドワーク

惑星社会のフィールドワーク

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商品説明
私たちはいまどこにいるのか?人間の活動は惑星地球に影響を与えるところにまで拡大し、社会の力は身心の内奥にまで侵入し、人間の内的な変化が起こっている。私たちはいま、「成長し続ける」という処方箋の限界を受け容れ、人間の活動の境界線を定義し直す必要に迫られている。イタリアの社会学者メルッチは、今日の社会の「拡がり」を「惑星社会」として展望し、この社会の問題の「深まり」を、身体の操作と“痛み/傷み/悼み”の問題として捉え直した。本書は、この「社会の病」の根本と向き合う途上で夭逝したメルッチの遺志を引き継ぎ、ただ存在するという理由のみによって静かに尊重されるコミュニティをめざしフィールドワークを試みた。
目次
 序章 限界と向き合う〈エピステモロジー/メソドロジー/デイリーワーク〉
第Ⅰ部 〈惑星社会/内なる惑星〉という“フィールド”
 第1章 〈内なる惑星〉 ―資源であり限界と可能性でもある―
 第2章 〈身体〉 ―境界線の束であり境界領域でもある―
第Ⅱ部 〈内なる惑星〉に“出会う”
 第3章 メルッチに“出会う”
 第4章 “境界領域”としての生殖-再生産(reproduction)
 第5章 〈異質なる身体〉が発する声と存在を聴く
 第6章 障害者雇用の現場で〈異質なる身体〉に“出会う”
 第7章 「身体に耳を傾ける」ことの体得とその契機
 第8章 惑星社会をはだしで歩く
第Ⅲ部 コミュニティに“出会う”
 第9章 “コミュニティ研究”から“惑星社会のフィールドワーク”へ
 第10章 「晴れ女」の祭り
 第11章 フィールドワークの“創造力”
 付論 記憶のなかの公設市場
 終章 身体・地・時間
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