害が重いという理由であちこちで断られた子どもたちを受け止めてひまわり教室を開いたのは、一九七四年六月のことです。あれから五〇年という年月が経ちました。
数年前から、五〇周年という節目の年に、縁のある方々に文章を寄せていただき、一冊の本を編んでおこうと考えていました。その五〇周年の年が明けた日の夕方、能登でマグニチュード七・六、最大震度七という大地震が発生しました。私は能登が大好きでよく車を走らせ、輪島の朝市にも何度も足を運びました。その能登が大地震と大火事で無残な姿に変わりました。そんな能登の惨状から目をそらして本作りを進める気になれず、まずは能登の障害者支援事業所の人たちを応援しようと、大阪に事務局がある認定NPO法人「ゆめ風基金」の力を借りながら、必要な物資を届けたり商品販売を手伝ったりと、微力を注いできました。
そんなこともあって本作りは大幅に遅れましたが、なんとか出版にまでこぎつけることができました。(はじめに)