【「小児腫瘍」における病理診断アトラスの決定版ついに登場!!】
小児がんは,成人のがんとは異なる病態を示し,進行も早いため,迅速かつ的確な病理診断が求められる.さらに組織型を決定するだけではなく,治療方針や予後を明確にするための亜分類も必要になることがある.
そこで本書では小児・AYA世代に好発する腫瘍,稀ではあるが小児期特有の腫瘍を中心に,組織型の診断,適切なリスク分類,予後予測,さらに治療選択につなげるべく重要な知識を臓器横断的にエキスパートが解説した.
WHO分類第5版「Paediatric Tumours」にも対応した,小児腫瘍病理の決定版アトラス.
≪主要目次≫
第1部 検鏡前の確認事項
Ⅰ.小児腫瘍の特徴─疫学的事項と分子遺伝学的特徴など─
Ⅱ.病理医が知っておくべき登録制度と標本の取扱い
第2部 組織型と診断の実際
Ⅰ.造血器腫瘍
1 若年性骨髄単球性白血病
2 Down 症候群関連骨髄腫瘍 ほか
Ⅱ.中枢神経系腫瘍
1 小児型びまん性膠腫
2 限局性星細胞系膠腫 ほか
Ⅲ.神経芽腫群腫瘍ならびに網膜芽細胞腫
1 神経芽腫群腫瘍
2 網膜芽細胞腫
Ⅳ.骨軟部腫瘍ならびに腫瘍類似病変
1 乳児線維性過誤腫
2 乳幼児線維腫症 ほか
Ⅴ.胚細胞腫瘍ならびにその他の小児卵巣腫瘍
1 小児精巣胚細胞腫瘍
2 小児卵巣胚細胞腫瘍 ほか
Ⅵ.腎腫瘍ならびに腫瘍類似病変
1 小児囊胞性腎腫
2 腎芽腫および造腎組織遺残 ほか
Ⅶ.肝腫瘍ならびに腫瘍類似病変
1 肝芽腫
2 小児肝細胞癌 ほか
Ⅷ.膵腫瘍ならびに腫瘍類似病変
1 膵芽腫
2 膵腺房細胞癌
3 solid pseudopapillary neoplasm ほか
Ⅸ.消化管病変
1 若年性ポリープ/ポリポーシス
2 家族性大腸腺腫症
Ⅹ.内分泌腫瘍
1 篩状モルラ甲状腺癌
2 甲状腺髄様癌
3 副腎皮質腫瘍
4 下垂体芽腫
Ⅺ.頭頸部腫瘍ならびに腫瘍類似病変
1 鼻腔軟骨間葉系過誤腫
2 NUT 癌
3 乳児黒色性神経外胚葉性腫瘍
4 唾液腺芽腫
Ⅻ.肺腫瘍
1 先天性気管支周囲筋線維芽細胞腫
2 胸膜肺芽腫
XIII. 遺伝性腫瘍症候群
1 遺伝性腫瘍/がん素因症候群
第3部 臨床との連携
Ⅰ.小児腫瘍におけるグループスタディ
Ⅱ.小児がんの早期診断と早期治療開始の重要性―臨床医の立場から―
Ⅲ.遺伝性腫瘍への対応
Ⅳ.小児がんのゲノム医療
索引