ChatGPTに代表される生成AIが出現し、世の中は大きく変わろうとしている。 その中で、テクノロジーの動向に左右されず最も重要となるのは、アートの要素であるといわれている。
本書の特徴は、工学修士の学位を持つ著書が、社会に出た後で「足りない要素」を実感し、美術大学の修士課程に入り(最終的に博士号を取得)、アートをビジネスに応用できないかを、悪戦苦闘しながら得たエッセンスをまとめたものである。
また、企業における新規開発において「アート」の要素が、非常に〝使える〟ことを実証したことがユニークな点として挙げられる。
MFA(芸術修士)という新しい学問の領域についても詳しく述べられている。
「ビジネスに悩んだときには、アートに答えが存在している」
より多くのビジネスパーソンにお勧めの「アート×ビジネス」本です。