「相続」に向けて、何か対策をしたほうがいいのでは……。そう思っていながら、日々忙しくて後回しになっている方が多いでしょう。とくに次世代経営者の方々は、多忙だったり、相続以外に考えるべきことがたくさんあったりして、「いずれ落ち着いたら……」となりがちです。
ただ、相続への対策をしておかないと、将来、困ることになるのは相続を受ける世代です。金融資産が不足して兄弟などと自宅不動産や自社株を分けざるを得なくなったり、家族との話がまとまらず「争族」に発展してしまうこともあります。
本書では、相続対策をとらないとどんなことが起きるのか。それを防ぐためには、どのようなことが必要なのか。また、富裕層や会社経営者が実際に行っている相続対策について解説します。
さらに、対策の1つとして「保険」の活用方法を説明していきます。
さまざまな対策がある中で、保険を使った対策は有効です。保険を利用して家族で揉めずに済んだケースや、有利に相続ができたケースもありますが、それを知らなければ使うことはできません。
著者の伊東さんは、生命保険会社・損害保険会社15社の保険を取り扱い、ニーズに沿って保険の活用を提案する“正直保険屋”です。経験豊富で、パートナーとして、また加入から支払いまで寄り添えるコンサルタントとして、それぞれの人に合わせたオーダーメイドの提案をし、安心をお届けすることを志して、日々活動しています。
そんな伊東さんが本書で語る相続対策は、次世代経営者や富裕層の方々にとって、新しい発見となるはずです。
本書は、相続対策の第一歩を踏み出すきっかけとなっていきます。