織田信長の家臣、太田和泉守牛一による信長の一代記、巻首から巻十五までを原文に即して現代語訳し、詳細な注釈を付した決定版。巻末に<主要地名一覧>を付戴する。
本書『訳注 信長公記』は、上記『信長公記』(以下『公記』)の巻首から巻十五までの全巻を原文に即して現代語訳したのみならず、874箇所に及ぶ詳細な〔注記〕が施されている。
例えば、「あるとき」というのは、いったい何年のことなのかをわかりやすく和暦と西暦で示して史実と結びつけたり、単なる現代語訳では読み飛ばしてしまいがちな登場人物についての解説や、当時の人々には常識であるが故に、わざわざ『公記』には書かれていない史実や、事件が起きた舞台の裏側が補足説明されているため、現代語訳とこの〔注記〕を併せ読むことにより、現代人にも無理なく通じる『公記』の現代語訳が達成される。
今まで、『公記』の現代語訳はあまた刊行されているが、それらとはあきらかに一線を画す決定版が、本書『訳注 信長公記』である。