商法と税法の研究

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商法と税法の研究
  • 発売日:2005/04/01
  • 出版社:森山書店
  • ISBN:9784839420079

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商法と税法の研究

商法と税法の研究

通常価格 4,180 円(税込)
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商品説明
 わが国における会計、商法および税法の伝統的調整の歴史と経緯を渉猟したうえ、そこにおいて会計包括規定の果たしてきた役割を認識し、現在、会計の国際化が契機となって三者の関係が崩壊し始め、それぞれが乖離化、分離化、自由化、独立化していく過程を俯瞰しながら、今後の三者の展開(方向性)を想像して、近い将来、三者はどのような関係を構築していくべきなのか、という展望(理想と現実)を考察していく。
 本書は次のような構成と内容である。
 序章では、会計、商法および税法の調整にかんする従来の視点並びにそれぞれの適用対象地域の相違とわが国会計基準の国際的調和を必要とする背景などについて述べる。
 第Ⅰ部では、商法と税法の計算原理とその目的およびそこに内在する「会計包括規定」の思想と内容並びに「会計と商法の乖離化」および「会計と税法の乖離化」について述べる。
 第Ⅱ部では、商法と税法の計算実体規定の逐条的解説並びに両法計算実体規定の特徴とそれが表象する「商法と税法の乖離化」について述べる。
 第Ⅲ部では、今後、三者が進んでいくであろう「会計、商法および税法の自由化と独立化」について述べる。
目次
 序 章
  1 会計基準の国際的調和と商法、税法
  2 会計、商法および税法の調整に関する従来の視点
  3 税法優先の実態
  4 会計の国際性と商法、税法の国内性
第Ⅰ部 商法と税法における計算原理と会計包括規定
 第1章 問題の所在
  1 序論―商法と税法の接点―
  2 税法の会計依存
  3 商法の会計依存
  4 商法と税法の関係
 第2章 商法の利益計算原理の体系
  1 商法と商法施行規則
   (1) 商法
   (2) 商法施行規則
   (3) 商法特例法
  2 商法における基本目的の変化
   (1) 産業構造・市場経済の変化と会計における「評価」の変化
   (2) 商法における基本目的の変化
  3 商法における「利益配当規制」の構造
   (1) 商法における配当規制の論理
   (2) 利益配当規定の検討
  4 2つの配当規制方式とその変容―会計と商法の乖離―
 第3章 税法の所得計算原理の体系
  1 税法における課税所得計算の構造
  2 「確定決算基準」
  3 「税効果会計」の制度化―会計と税法の乖離―
   (1) 税効果会計
   (2) 繰延税金資産
   (3) 税法計算基準の自由化
 第4章 商法と税法における「会計包括規定」
  1 「会計包括規定」の意義
  2 商法における「公正ナル会計慣行」規定
   (1) 「公正ナル会計慣行」規定の制定経緯とその従来的解釈
   (2) 「公正ナル会計慣行」の最近の解釈
  3 税法における「公正会計基準」規定
   (1) 立法理由
   (2) 沿革
   (3) 「公正会計基準」の内容
第Ⅱ部 商法と税法における計算実体規定
     ―商法と税法の乖離―
 第5章 商法と税法の貸借対照表観と資産会計の論理
  1 財産法と損益法
   (1) 財産法的利益計算構造
   (2) 損益法的利益計算構造
  2 商法の貸借対照表観と資産会計の論理
   (1) 貸借対照表観
   (2) 資産会計の論理
  3 税法の貸借対照表観と資産会計の論理
   (1) 貸借対照表観
   (2) 資産会計の論理
 第6章 商法と税法の損益計算書観と商法利益、税法所得の概念
  1 商法における損益計算書項目に対する「間接的規制」
  2 2つの損益計算書方式とその相違点
  3 商法の損益計算書観と商法利益の概念
   (1) 損益計算書観
   (2) 商法利益の概念
  4 税法の損益計算書観と税法所得の概念
   (1) 損益計算書観
   (2) 税法所得の概念
 第7章 流動資産の評価
  1 流動資産の定義
  2 商法における評価規定
  3 税法における評価規定
   (1) 法人税法33条にいう評価損の損金不算入規定
   (2) 税法における棚卸資産の評価
 第8章 固定資産の評価および減価償却
  1 固定資産の定義および範囲並びに減価償却の意義および目的
   (1) 固定資産の定義
   (2) 減価償却の意義および目的
  2 商法における固定資産の評価
   (1) 評価の原則
   (2) 取得価額
   (3) 減価償却について
   (4) 予測不能減損の控除
  3 商法の「相当の償却」と「相当の価額」
  4 税法における固定資産の評価
   (1) 評価の原則
   (2) 取得価額
   (3) 減価償却について
   (4) 評価減額の処理
   (5) 資本的支出と修繕費
  5 税法の減価償却制度
   (1) 画一的減価償却計算の法定主義
   (2) 償却費計上の任意主義
   (3) 「特別償却」制度の認容
  6 「減損会計基準」
   (1) 固定資産に係る「減損会計」の導入
   (2) 「日本版減損会計」
   (3) 「日本版減損会計」の特徴
 第9章 金銭債権の評価
  1 金銭債権の定義および認識
  2 商法における評価規定
   (1) 評価の原則
   (2) 相当の減額
   (3) 「取立不能見込額」の控除
   (4) 時価評価の認容
  3 税法における評価規定
   (1) 評価の原則
   (2) 貸倒損失
   (3) 貸倒引当金
  4 「金融商品会計基準」
   (1) 金銭債権の貸借対照表価額
   (2) 貸倒見積額の算定
 第10章 有価証券の評価
  1 商法および税法における有価証券の定義と評価の原則
   (1) 商法における有価証券の定義と評価原則
   (2) 税法における有価証券の定義と評価原則
  2 商法における評価「特則」
   (1) 社債等の評価特則
   (2) 株式等の評価特則
  3 税法における評価「特則」
   (1) 売買目的有価証券
   (2) 売買目的外有価証券
 第11章 のれん(暖簾)の評価
  1 のれん(暖簾)の定義
  2 商法におけるのれん
   (1) 総論
   (2) 合併によるのれんの計上
  3 税法における営業権
   (1) 営業権
   (2) 営業権の償却方法
 第12章 繰延資産
  1 費用繰延べの論理
  2 商法における繰延資産
  3 税法における繰延資産
 第13章 引当金
  1 引当金の定義
  2 商法における引当金
   (1) 商法施行規則43条の解釈
   (2) 引当金の記載方法等
  3 税法における引当金と準備金
   (1) 債務確定主義に対する「別段の定め」
   (2) 税法における引当金各論
   (3) 税法における準備金
 第14章 資本金および資本剰余金等
  1 商法および税法の資本および利益観
  2 商法における資本金および資本剰余金
   (1) 資本三原則
   (2) 法定資本と株式払込剰余金
   (3) 平成13年商法改正
   (4) 資本準備金の概念と目的
   (5) 資本準備金の源泉
  3 税法における資本金および資本積立金
   (1) 法人擬制説と資本等取引
   (2) 資本積立金額
  4 貸借対照表の「資本の部」
 第15章 利益剰余金等
  1 利益剰余金の定義
  2 商法における利益剰余金
   (1) 利益準備金
   (2) 任意準備金
  3 税法における利益積立金
   (1) 利益積立金額
   (2) 同族会社の留保金課税の概要
  4 受贈剰余金
   (1) 会計と商法、税法における資本概念
   (2) 「圧縮記帳」の意義
   (3) 商法における「圧縮記帳」
   (4) 税法における「圧縮記帳」
  5 評価替剰余金
   (1) 評価替資本の定義
   (2) 現行会計における資産評価の原則と期間損益計算構造
   (3) 商法における「評価益」の処遇
   (4) 税法における「評価益」の処遇
第Ⅲ部 商法と税法における今後の展開
 第16章 終章―会計、商法および税法の自由化―
  1 商法と税法の調整―商法と税法の接点再論―
  2 会計、商法および税法における今後の展開
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