現代会計の国際化

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現代会計の国際化
  • 発売日:2006/05/01
  • 出版社:森山書店
  • ISBN:9784839420338

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現代会計の国際化

現代会計の国際化

通常価格 3,520 円(税込)
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  • 発売日:2006/05/01
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商品説明
 現代会計の国際化とは、いかなる会計現象であるのか。とりわけ、国際会計基準と各国の会計制度とは、どのような関係にあるのか。本書は、このような課題の解明を通じて、「会計とは何か」を考察するものである。
 現代会計の国際化現象とは、国際的な会計制度の構築ということであるが、具体的には、国際会計基準の各国会計制度への浸透を意味する。現在、この過程が急速に進行しているといわれているが、会計の現実の世界では果たしてそうであろうか、というのが第一の疑問である。そして第二の疑問は、国際会計基準を論ずる場合に、なぜ同時に各国会計制度の特徴と現状を斟酌しないのであろうか、ということである。このような疑問に答えようとしたのが、本書の内容である。
 本来各国の会計制度は、その国の風土、歴史、文化に根付いた制度的なものであるから、その変更は容易なことではない。現代会計の国際化の急速な進展にもかかわらず、各国独自の会計制度の根深い存立という現状が、それを示していると思われる。
 著者は、各国の会計基準が国際会計基準を中心に国際的調和化または統一化との関連から論じられていることに気づいて以来、各国の会計基準を統一した国際会計基準を作成することは可能か、という疑問を抱くことになった。この問題に対する回答を得るためにも、各国の会計制度・会計基準を研究する必要を感じた。そうした研究なしに各国の会計基準を国際的に調和化ないし統一化するということは困難であると考えたからである。
 そこで、実際に定められている会計基準と、それに従って実行される会計実務との関係を研究するための具体的なテーマとして選んだのが「リース取引の実態と会計処理方法に関する研究」であり、一連の研究は博士論文としてまとめることになった。この論文では、韓国及び日本のリース取引の実態を分析し、同時に国際会計基準及びアメリカのリース会計基準と対応させながら韓国及び日本のリース会計基準の特徴と問題点を明らかにした。
 以上のような経緯によりこれまでの研究成果をまとめたのが本書であり、その内容は次のⅢ部から成り立っている。
 第Ⅰ部「会計制度の国際化」は、急速に変化している国際会計基準を含め各国(日本、韓国、シンガポール)の会計制度の国際化の現状を紹介した。
 第Ⅱ部「会計方法選択に関する考察」は、各国におけるそれぞれの現状に至るまでに、会計処理において中心的問題とされ、議論されてきたことはなにか、すなわち、現代会計が抱えている根本的な問題点について書いたものである。
 第Ⅲ部「リース会計の現状と国際化」は、国際化の議論が継続している会計処理方法の中で、リース取引についての各国での会計処理は、どこまでグローバル化されてきているのか、国際会計基準におけるリース会計基準は各国のリース会計基準をどこまで改善しているのか、といった課題をとりあげた。
目次
 序論
第1部 会計制度の国際化
 第1章 国際系系基準の現状
    はじめに
  第1節 IASCの目的
  第2節 IASCの変遷
    1 草創期
    2 転換期
    3 IASBの設立期
  第3節 IASCとIASB
    1 IASBの組織構造
    2 IASCとIASBの比較
  第4節 IASの特徴と構成
    1 IFRSとの関係
    2 特徴
    3 構成
  第5節 財務諸表の概念フレームワーク
    1 目的
    2 利用者と利用者の情報要求
    3 フレームワークの概要
    4 財務諸表の構成要素
    おわりに
 第2章 日本の会計制度
    はじめに
  第1節 会計制度の変遷
    1 商法中心の企業会計制度
    2 日本最初の財務諸表作成基準
    3 企業会計原則の公表
    4 会計制度の大変革期
  第2節 会計制度の特徴
    1 会計制度と会計原則
    2 トライアングル体制
  第3節 会計制度の国際化
    1 日本版FASBとASBの誕生
    2 ASBにおけるリース会計基準の検討
    おわりに
 第3章 韓国の会計制度
    はじめに
  第1節 会計制度の変遷
  第2節 会計制度の枠組
    1 法令
    2 企業会計基準
  第3節 会計制度の変革
    1 会計制度変革の経緯
    2 新会計設定機関の誕生
  第4節 会計制度変革の成果と課題
    1 結合財務諸表導入の根拠
    2 結合財務諸表における期待と課題
    おわりに
 第4章 シンガポールの会計制度
  第1節 会計制度の変遷
  第2節 会計規制
    1 会計基準の設定主体
    2 会計基準
  第3節 財務報告
    1 財務諸表の体系
    2 財務諸表の様式
  第4節 会計監査
    1 会計監査制度
    2 会計士制度
  第5節 今後の展望
第2部 会計方法選択に関する考察
 第1章 会計法法選択の重要性と多様性
    はじめに
  第1節 会計方針選択の理論的枠組
    1 会計の認識対象と会計規範
    2 会計測定と会計報告における制約要因
    3 「一般原則」相互間の関連の多様性
  第2節 会計理論と会計方法選択の重要性
    1 会計理論と会計方法選択の問題
    2 エージェンシー理論と企業の会計選択
    3 経営者の会計選択とインセンティブ
  第3節 会計方法と選択の多様化
    1 棚卸資産の評価方法と選択の多様化
    2 減価償却方法の選択の多様化
    おわりに
 第2章 会計方法の国際化
    はじめに
  第1節 会計方法における多様性の要因
    1 会計環境の多様性
    2 会計思考の多様性
  第2節 会計方法の多様性と問題点
    1 国内における多様性と国際的多様性
    2 多様性の問題点
  第3節 国際的統一化への方向
    1 厳格な統一性と限定的統一性
    2 限定的統一性の条件
    おわりに
第3部 リース会計の現状と国際化
 第1章 リース会計処理方法の基本問題
    はじめに
  第1節 リースの定義
  第2節 リース取引の資産化論
    1 資産化の否定論
    2 資産化の肯定論
    3 ファイナンス・リースの認識基準
  第3節 リース会計処理方法と報告利益への影響
    1 ファイナンス・リースの会計処理方法
    2 オペレーティング・リースの会計処理方法
    3 会計処理方法の選択と報告利益への影響
    おわりに
 第2章 リース取引の実態と特徴
    はじめに
  第1節 リース産業の発展過程
    1 日本における発展過程
    2 韓国における発展過程
  第2節 リース取引の会計規制
    1 日本リース取引の会計規制
    2 韓国リース取引の会計規制
  第3節 リース取引の特徴
    1 日本におけるリース取引の特徴
    2 韓国におけるリース取引の特徴
    おわりに
 第3章 リース分類基準の国際的特徴と問題点
    はじめに
  第1節 リース分類基準と特徴
    1 IAS及びアメリカ
    2 日本
    3 韓国
  第2節 リース分類基準の問題点
    1 日本における問題点とその検討
    2 韓国における問題点とその検討
    おわりに
 第4章 リース会計基準適用上の問題
    はじめに
  第1節 リース利用者側の会計処理基準
    1 ファイナンス・リースの会計処理基準
    2 オペレーティング・リースの会計処理基準
  第2節 リース会社側の会計処理基準
    1 ファイナンス・リースの会計処理基準
    2 オペレーティング・リースの会計処理基準
  第3節 リース会計基準適用上の問題点とその検討
    1 日本
    2 韓国
    おわりに
 第5章 リース会計基準の税務上の課題
    はじめに
  第1節 リース取引と節税効果
  第2節 レバレッジド・リースの特徴と構造
  第3節 リース取引の節税効果と税務上の取扱い
    おわりに
索引
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