本書は、会計学を初めて学ぼうとする初学者を対象とした講義用テキストである。本書の構成は、会計学と簿記論のバランスを取り、できるだけ平易な言葉で理解できるように執筆した。
今日、本格的な電子申告時代の到来を迎え、また電子マネーも実用化された。そして、企業内の経理処理は、コンピュータ(パソコン)や会計ソフトを用いて行われる。そのため、企業経営者や財務・経理担当者ばかりでなく就職活動を控えている大学生や自己啓発を心掛けている一般のビジネスマンも会計、簿記、税法および情報処理等の専門的知識を総合的に習得することを求めている。
しかし、いかに経理処理用の会計ソフトや税務申告用の申告ソフトの開発が進展しハードのパソコン本体の性能がバージョンアップしたとしても実際に会計ソフトを打ち込むためには、会計学の基礎知識が必要不可欠である。同様に、申告ソフトを活用するためにも税法学の知識が基礎となる。
また、企業経営者が経営分析に基づいて経営戦略を立てる際にも会計学の知識を有していることが前提となる。そして、これらの知識を有していることの証明となるのが国家資格や検定の取得である。本書は会計学の基本入門書として使用できるばかりでなく、公認会計士・税理士等の国家試験および簿記・販売士等の日本商工会議所検定試験の受験入門書あるいは経理実務の入門書としても活用できるような構成内容とした。