会計測定の基礎理論

サンプルサンプル

サンプルサンプルサンプルサンプル

サンプル著者名
5,720円
hontoで電子版を見る
会計測定の基礎理論
  • 発売日:2008/12/01
  • 出版社:森山書店
  • ISBN:9784839420727

読み込み中…

会計測定の基礎理論

会計測定の基礎理論

通常価格 3,740 円(税込)
通常価格 セール価格 3,740 円(税込)
SALE 売り切れ
  • 発売日:2008/12/01
  • 出版社:森山書店
  • ISBN:9784839420727
ネットストア在庫 詳細
    読み込み中...
My店舗在庫
    My店舗登録で店頭在庫と店舗お受け取り可否が確認できます。(要ログイン)
  • 在庫表示のサンプル
商品説明
 本書は、1999年の博士学位請求論文「未来志向的情報欲求の増大に伴う貸借対照表観の変化」に、後に公表した論文を加え、それらに大幅な加筆・修正を施して一書に纏めたものである。大まかにいえば第1部が前者に該当する部分であり、第2部が後者に該当する部分である。ただし、会計を取り巻く環境の変化により内容が陳腐化した箇所や、本書全体の流れに合わない箇所は削除している。

 会計ビッグバンの進展により、筆者が関心をもっていた時価会計はいうに及ばず、退職給付会計や税効果会計、さらには固定資産の減損会計といった新しい会計処理が次々と制度化されていく様相を見せ始めた。こうした多種多様な会計処理から個別具体的な要素を捨象していったとき、最後に何が残るのだろうか。こうしたテーマを探求していくにあたり、筆者が研究対象として取り上げたのは、米国財務会計基準審議会(FASB)が公表していた一連の財務会計概念書(SFAC)であった。その理由は、SFACが、「取得原価主義と実現主義の考え方に規定された近代会計理論」に代わる新たな会計理論を構築する手掛かりを与えてくれるものであると信じていたからである。

 ところで、研究対象として取り上げた文献を読み解くに際して、我々は無意識のうちに設定した枠組み(パラダイム)に依拠した読み方をしていることはないだろうか。会計学のケースであれば、「会計は企業の経済活動を財務諸表に写像するプロセスである」という枠組みに依拠して研究対象として取り上げた文献を読み解いていることが多いのではないだろうか。
 しかしながら、こうした枠組みはあまたある枠組みの1つであり、単なる「約束事」の1つに過ぎないのではないか。筆者にこうした心境の変化をもたらしてくれたものはソシュールの思想であった。ソシュールは言語学者であるのみならず、構造主義の生みの親としても広く知られている。彼の言語学史上最大の業績は、言葉とその指示対象との関係を180度転換したことにある。言語学上のパラダイム転換に倣い、ソシュール流の言語観に沿った枠組みに依拠すると、会計はどのように語ることができるのであろうか。
 本書は、このような枠組みに依拠しながらSFACを読み直し、現行会計実践を的確に説明し得る会計測定論の構築を試みている。
目次
 序章 会計測定論の再構築に向けて
  0.1 現行会計実践における会計理論上の諸問題
   0.1.1 会計測定値の加法性
   0.1.2 測定対象の二元化
  0.2 理論構築の方法
  0.3 資産負債観と収益費用観の再検討
  0.4 本書の構成と概要
第1部 未来志向的貸借対照表論の展開
 第1章 現在価値測定の制度化と期待キャッシュフロー・アプローチの提唱
  はじめに
  1.1 貸付金減損会計への現在価値測定の導入
   1.1.1 SFAS114号公表の背景
   1.1.2 SFAS114号の概要
   1.1.3 小括
  1.2 長期性資産減損会計への現在価値測定の導入
   1.2.1 SFAS121号公表の背景
   1.2.2 SFAS121号の概要
   1.2.3 小括
  1.3 FASB概念フレームワークの新展開
   1.3.1 SFAC5号における現在価値に基づく会計測定に関する叙述の不備
   1.3.2 不確実性とリスクの会計測定への反映
  1.4 期待キャッシュフロー・アプローチ
   1.4.1 期待キャッシュフロー・アプローチの概要
   1.4.2 期待キャッシュフロー・アプローチの導入による会計思考の変化
 第2章 未来志向的貸借対照表の台頭
     ―SFAC公開草案の分析を手がかりとして―
  はじめて
  2.1 99年版公開草案における変更点(その1)
   2.1.1 公正価値と主体固有価値
   2.1.2 主体固有価値削除の理由
   2.1.3 小括
  2.2 99年版公開草案における変更点(その2)
   2.2.1 負債の公正価値測定を巡る議論の概観
   2.2.2 97年版公開草案における負債の測定目的および信用状態の反映
   2.2.3 負債測定に関する変更点
   2.2.4 小括
  2.3 貸借対照表の未来志向的解釈
  2.4 キャッシュフロー計算書の新たな役割
 第3章 会計測定値の「意味」
     ―SFAC7号の分析を手がかりとして―
  はじめに
  3.1 会計測定における公正価値の位置づけ
   3.1.1 測定基準としての現在価値
   3.1.2 公正価値の定義
   3.1.3 測定対象の明確化
   3.1.4 指標としての公正価値
  3.2 会計測定における市場価格の位置づけ
   3.2.1 未来志向的数値としての市場価格
   3.2.2 測定基準の統合
  3.3 指標としての会計測定値
 補論1 Kirkegaardの未来志向的貸借対照表
  はじめに
  補1.1 基礎概念の必要性
  補1.2 「支払能力」に関する情報の重要性
  補1.3 伝統的財務諸表の欠点
  補1.4 新しい諸概念の提示
   補1.4.1 会計および財務諸表の定義
   補1.4.2 資産・負債の定義
   補1.4.3 貸借対照表の定義
  補1.5 Kirkegaard学説の評価
第2部 フロー志向的会計測定論の展開
 第4章 会計測定と複式簿記
  はじめに
  4.1 分類的複式簿記と因果的複式簿記
   4.1.1 分類的複式簿記
   4.1.2 因果的複式簿記
   4.1.3 両者の共通点と相違点
  4.2 「フロー測定システム」としての複式簿記
  4.3 分類的複式簿記に基づく現行会計実践の解釈
   4.3.1 測定対象と測定基準の分離
   4.3.2 測定対象の抽象性
   4.3.3 測定基準として取得原価のみが用いられてきた理由
  4.4 信頼性から忠実な表現へ
 第5章 会計測定の対象と測定基準
     ―FASB概念フレームワークとIASB概念フレームワークの比較考察―
  はじめに
  5.1 FASB概念フレームワークの措定する測定対象
   5.1.1 FASB概念フレームワークにおける表現の忠実性
   5.1.2 収益・費用の定義
   5.1.3 小括
  5.2 IASB概念フレームワークの措定する測定対象
   5.2.1 IASB概念フレームワークにおける表現の忠実性
   5.2.2 収益・費用の定義
   5.2.3 小括
  5.3 FASB概念フレームワークにおいて想定されている会計測定観
  5.4 IASB概念フレームワークにおいて想定されている会計測定観
 第6章 会計測定プロセスにおける「フロー」概念の位置づけ
     ―Mattessichの社会的実在論を手がかりとして―
  はじめに
  6.1 二元的測定対象観に対する批判的考察
   6.1.1 「価値の流れ」と「価値の変動」
   6.1.2 「フローを伴うストック変動」と「フローを伴わないストック変動」
   6.1.3 資産負債観に基づいて構築された会計測定論の問題点
  6.2 測定対象としての会計的実在
   6.2.1 Mattessichの社会的実在論
   6.2.2 Mattessichの評価論
   6.2.3 小括
  6.3 測定対象としての「フロー」と測定結果としての「ストック」
  6.4 残された課題
 補論2 会計測定の信頼性
     ―倫理哲学の会計研究への応用―
  はじめに
  補2.1 「信頼」概念の定義
  補2.2 ヒトとモノの関係としての「会計測定の信頼性」
   補2.2.1 FASB概念フレームワークにおいて想定されている会計測定観
   補2.2.2 写像的会計測定観の問題点
  補2.3 ヒトとヒトの関係としての「会計測定の信頼性」
   補2.3.1 現象(フェノメノン)の二重性
   補2.3.2 認識主体の二重性
  補2.4 第三者視点の必要性
  補2.5 おわりに
 終章
参考文献
索引
詳細を表示する

カスタマーレビュー

honto本の通販ストアのレビュー(0件)

並び順:
1/1ページ

最近チェックした商品