固定資産評価論 フランス資産評価基準を基軸として

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固定資産評価論 フランス資産評価基準を基軸として
  • 発売日:2010/08/01
  • 出版社:森山書店
  • ISBN:9784839421021

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固定資産評価論 フランス資産評価基準を基軸として

固定資産評価論 フランス資産評価基準を基軸として

通常価格 4,620 円(税込)
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  • 発売日:2010/08/01
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商品説明
 本書は「会計を科学する」という視点から次のことを解明する。
 ① 会計基本原則の視点から財貨・用益を資産として認識する合理性を解明する。
 ② 会計基本原則の視点から資産価値を評価する合理性を解明する。
 ③ キャッシュ・フローの視点から資産価値を見積もる妥当性を解明する。
 上述のことを解明するアプローチが、「仮説検証型アプローチ」である。すなわち、このアプローチには規範理論と実証理論の組合せによって成り立っている。先ず、会計責任者は、会計基準から演繹的に仮説を構築する。次に、この仮説をデータに基づき検証する。仮に、データに基づき仮説が検証されたとしても、後日、反証されることも起こりうる。本書は、土地の評価額を具体的な例として取り上げ、仮説検証型アプローチによる論理構成を試みる。
 本書は、3編から構成される。
 第Ⅰ編では、固定資産価値を分析する会計原則の役割を解明する。このことは、企業が固定資産の計上能力を表す評価の基準を選択し適用するための判断基準を示すことになる。また、フランス会計における基本的な計算構造を解明し、固定資産の計上能力を表す評価の基準として、会計原則の視点から取得原価基準を採択する合理性を解明する。
 第Ⅱ編では、固定資産の再評価基準を導入した歴史的経緯を明らかにし、再評価益を貸借対照表の「純資産の部」に計上する根拠を解明する。また、基本原則の視点からは再評価基準が採択する合理性を解明する。
 第Ⅲ編では、国際的な会計基準が定める公正価値基準には、会計的な合理性がないことを指摘し、再評価基準の基本的構造を踏襲したかたちであらたな公正価値基準を提案する。また、基本原則の視点から公正価値基準の合理性を解明する。
目次
 序章 分析の視点
  0-1 基本原則
   0-1-1 基本原則の歴史的変遷
   0-1-2 会計規則の階層化
  0-2 資産の計上能力に関する歴史的変遷
  0-3 資産評価の合理性に関する歴史的変遷
   0-3-1 取得原価基準の合理性
   0-3-2 再評価基準の合理性
   0-3-3 公正価値基準の合理性
  0-4 仮説検証型アプローチ
   0-4-1 仮説の構築
   0-4-2 仮説の検証
   0-4-3 仮説の判定
  0-5 全体の構成
第Ⅰ編 フランス会計の基本構造―取得原価基準による資産計上―
 第1章 フランス会計基準設定機関
  はじめに
  1-1 会計基準の階層化
  1-2 国家会計審議会
   1-2-1 国家会計審議会の役割
   1-2-2 国際会計基準への対応
  1-3 会計規定委員会
   1-3-1 会計規定委員会の役割
     (1) 財務情報の透明性
     (2) 会計基準の統一化
     (3) 新会計基準の作成
   1-3-2 会計規定委員会の構成員
  むすび
 第2章 フランス会計原則
    ―1982年一般会計プランによる正規性、誠実性および忠実性―
  はじめに
  2-1 1982年一般会計プランによる正規性と誠実性
   2-1-1 正規性の原則
   2-1-2 誠実性の原則
   2-1-3 正規性と誠実性の関係
  2-2 1982年一般会計プランによる忠実性
   2-2-1 相対的忠実性の意義
     (1) 会計の利用目的に基づく相対性
     (2) 会計技術に基づく相対性
   2-2-2 商法第9条の解釈
     (1) 正規性と誠実性の要請
     (2) 補足情報の要請
     (3) 離脱の要請
   2-2-3 慎重性、正規性、誠実性および忠実性の関係
     (1) 慎重性の定義
     (2) 慎重性、正規性、誠実性および忠実性の関係
  むすび
 第3章 フランス財務報告書の分類構造
    ―一般会計プランによる貸借対照表項目、成果計算書項目および資金調達表項目の分類機能―
  はじめに
  3-1 貸借対照表項目の分類表記
   3-1-1 貸借対照表の定義
   3-1-2 資金源泉とその運用
   3-1-3 貸借対照表と勘定分類
  3-2 財務報告書間の関連
   3-2-1 成果計算書の計算機能
     (1) 成果計算書の定義
     (2) 経営活動成果の分析
     (3) 貸借対照表と成果計算書との関連
   3-2-2 資金調達表の計算機能
     (1) 資金使途・源泉表の定義
     (2) 勘定式資金調達表
     (3) 貸借対照表と資金調達表との関連
  むすび
 第4章 貸借対照表の計上能力―財産・財政状態の表示―
  はじめに
  4-1 財産状態の表示
   4-1-1 貸借対照表の定義
   4-1-2 貸借対照表の計上項目
  4-2 非財産状態の表示
   4-2-1 擬制資産の表示
   4-2-2 危険・費用引当金の表示
   4-2-3 調整勘定項目の表示
   4-2-4 その他勘定の表示
  4-3 取得原価基準による資産計上
   4-3-1 財産の評価規準
   4-3-2 固定資産の評価規準
   4-3-3 棚卸資産の評価規準
   4-3-4 債権の評価規準
   4-3-5 有価証券の評価規準
   4-3-6 営業権の評価規準
  4-4 貸借対照表と成果計算書の表示関係
   4-4-1 制度会計における表示能力
   4-4-2 財産・非財産分離表示
  むすび
 第5章 成果計算書の計上能力―利益計算構造―
  はじめに
  5-1 収益・費用の認識規準
   5-1-1 収益の認識規準
   5-1-2 収益の具体的な認識規準
   5-1-3 費用の認識規準
  5-2 収益・費用の評価規準
   5-2-1 収益の評価規準
   5-2-2 費用の評価規準
   5-2-3 リース契約の会計処理
  5-3 分配可能利益
   5-3-1 分配可能利益の計算
   5-3-2 成果計算書の様式
  むすび
第Ⅱ編 資産の時価基準―再評価基準による資産計上―
 第6章 固定資産の認識規準
    ―経営活動の継続性に適する固定資産の認識概念―
  はじめに
  6-1 取引の法的実態
   6-1-1 法的財産性の原則
   6-1-2 固定資産の法的認識
  6-2 取引の経済的実態
   6-2-1 経済的財産性の原則
   6-2-2 固定資産の経済的認識
  6-3 取引の財務的実態
   6-3-1 財務的財産性の原則
   6-3-2 固定資産の財務的認識
  むすび
 第7章 固定資産の強制再評価基準
  はじめに
  7-1 再評価基準の歴史的背景
   7-1-1 EC第4号指令前の再評価基準
   7-1-2 EC第4号指令の再評価基準
   7-1-3 EC第4号指令後の再評価基準
  7-2 強制再評価基準の史的展開
   7-2-1 旧強制再評価基準の導入時期
   7-2-2 1976年強制再評価基準の導入時期
  7-3 強制再評価基準の適用条件
   7-3-1 対象企業
   7-3-2 対象資産
   7-3-3 再評価日
   7-3-4 現在価値
   7-3-5 再評価差額
  7-4 強制再評価基準の妥当性
   7-4-1 再評価差額計上の妥当性
   7-4-2 再評価差額表示の合理性
   7-4-3 1966年フランス会社法との整合性
     (1) 正規性による妥当性
     (2) 誠実性による合理性
  7-5 具体例
   7-5-1 再評価積立金
     (1) 再評価積立金を資本金に組入れない場合
     (2) 再評価特別積立金の全部を資本金に組入れる場合
     (3) 再評価積立金の一部を資本金に組入れる場合
   7-5-2 再評価特別引当金
  むすび
 第8章 固定資産の任意再評価基準
  はじめに
  8-1 任意再評価基準の史的展開
   8-1-1 旧任意再評価基準の導入時期
   8-1-2 任意再評価基準の導入時期
  8-2 任意再評価基準の適用条件
   8-2-1 適用企業
   8-2-2 対象資産
   8-2-3 再評価日
   8-2-4 現在価値
   8-2-5 再評価差額
  8-3 任意再評価基準の妥当性
   8-3-1 正規性による妥当性
   8-3-2 誠実性による妥当性
   8-3-3 慎重性による妥当性
   8-3-4 忠実性による妥当性
     (1) 会計技術に基づく相対性
     (2) 1983年フランス商法第9条による解釈
  8-4 具体例
   8-4-1 フランス現行法による会計処理
     (1) 任意再評価額を資本金に組入れない場合
     (2) 任意再評価債の全額を資本金に組入れる場合
     (3) 任意再評価債の一部を資本金に組入れる場合
   8-4-2 財産・非財産分離表示法による会計処理
     (1) フランス制度会計における表示能力
     (2) 財産・非財産分離表示法における表示能力
  むすび
 第9章 金融固定資産の任意再評価基準
  はじめに
  9-1 金融資産の定義
   9-1-1 金融資産の種類
     (1) 資本参加証券
     (2) ポートフォリオ固定証券
     (3) その他固定証券
     (4) 売買目的有価証券
   9-1-2 金融資産の評価規準
     (1) 財産への流入原価
     (2) 棚卸価値
  9-2 資本金組入の制度的根拠
   9-2-1 資本の充実
   9-2-2 運転資金の計算
  9-3 資本金組入の経済的根拠
   9-3-1 フラン購買力の推移
   9-3-2 フランス証券市場における名目一般指数の推移
  むすび
 第10章 無形固定資産の任意再評価基準
  はじめに
  10-1 無形固定資産の属性
   10-1-1 無形固定資産の分類
   10-1-2 無形固定資産の定義
     (1) 擬制資産
     (2) 契約資産
     (3) 営業基盤資産
  10-2 任意再評価基準の内容
   10-2-1 無形固定資産の取得時の現金流入額
   10-2-2 無形固定資産の再評価時の現金流入額
  10-3 具体例
  むすび
 第11章 再評価差益の開示
  はじめに
  11-1 再評価差益の属性
  11-2 再評価差額の表示
  むすび
第Ⅲ編 資産の公正価値基準―見積益基準による資産評価―
 第12章 フランスにおける国際会計基準への収斂
  はじめに
  12-1 会計基準設定の状況
   12-1-1 一般会計プランの国際的歩み
   12-1-2 会計規定委員会の役割
     (1) 会計環境への適用
     (2) 会計基本文の統一化
   12-1-3 一般会計プランの国際的収斂
     (1) 国際的収斂の手続き
     (2) 旧会計基準の適用領域からの除外
     (3) 一般会計プランによる吸収不能な箇所
  12-2 会計概念フレーム・ワーク
   12-2-1 財務報告書の基本概念
     (1) 忠実性(Fidèlité)
     (2) 信頼性(Fiabilité)
     (3) 検証性(Vérifiabilité)
     (4) 誠実性(Sincérité)
     (5) 中立性(Neutralité)
     (6) 慎重性(Prudence)
     (7) 質の組合せ(Combinaison des qualités)
     (8) 信用性(Crédibilité)
   12-2-2 資産・負債・純資産・費用・収益の定義
     (1) 資産の定義
     (2) 負債の定義
     (3) 純資産の定義
     (4) 費用・収益の定義
  むすび
 第13章 キャッシュ・フロー基準による資産性
    ―フランス固定資産再評価への適用―
  はじめに
  13-1 キャッシュ・フロー基準
   13-1-1 キャッシュ概念
   13-1-2 キャッシュ・フロー
  13-2 資産性
   13-2-1 資産の定義
   13-2-2 資産のグルーピング
   13-2-3 資産性の概念
  13-3 フランス固定資産再評価への適用
   13-3-1 キャッシュ・フロー基準による固定資産再評価
   13-3-2 数値例
     (1) 全資産の割増過去キャッシュ・インフロー累計額に関わる算定
     (2) 各資産の過去キャッシュ・インフロー割増累計額
     (3) 各資産の減価償却累計額に関わる算定
     (4) 各資産の再評価差異累計額に関わる算定
     (5) 各資産の再評価額に関わる算定
  むすび
 第14章 企業活動の持続可能性に係る情報開示
    ―キャッシュ・フロー情報の開示システム―
  はじめに
  14-1 会計の計算構造
   14-1-1 計算構造の変容
   14-1-2 キャッシュ・フロー精算表の作成
  14-2 時間の計算構造
   14-2-1 キャッシュの定義
   14-2-2 キャッシュ・フローの修正
   14-2-3 異次元キャッシュ・フロー計算書の比較可能性
  むすび
 第15章 仮説検証型アプローチによる公正価値の合理性
    ―土地に関わる再評価価値と公正価値の相関関係―
  はじめに
  15-1 公正価値の規範理論
   15-1-1 資産の定義
   15-1-2 公正価値の定義
   15-1-3 公正価値の評価
  15-2 公正価値の実証理論
   15-2-1 仮説の構築
   15-2-2 仮説の検証
     (1) 第1の仮説検証
     (2) 第2の仮説検証
   15-2-3 仮説の判定
  むすび
 終章 資産評価基準の歴史的変遷
    ―取得原価基準から公正価値基準への展開―
  16-1 取得原価基準による資産計上
   16-1-1 正規性の役割
   16-1-2 取得時の資産価値
   16-1-3 取得原価基準の合理性
  16-2 再評価基準による資産計上
   16-2-1 誠実性の役割
   16-2-2 再調達時の資産価値
   16-2-3 再評価基準の合理性
  16-3 公正価値基準による資産計上
   16-3-1 忠実性の役割
   16-3-2 現在価値割引時の資産価値
   16-3-3 公正価値基準の合理性
     (1) 会計技術に基づく相対性
     (2) 1983年フランス商法第9条による解釈
引用文献
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