序:イメージの危険を冒した理論
I:聖像崇敬、機知、実践
「入れ子状に破損した」映画──ジャン゠リュック・ゴダールとイメージをめぐるビザンティン哲学
ジャン゠リュック・ゴダール、機知、形式的創意(批評と象徴的権力の関係についての予備的な覚書)
批判的思考とその対処法──ジャン゠リュック・ゴダール、ルートヴィヒ・フォイエルバッハ、グラッキュス・バブーフ
(セミネールのための覚書)
ジャン゠リュック・ゴダール、ニューズリールとの接点(3つの短い証言)
Ⅱ:映画作品の爆発
予見の技法──『アルファヴィル』とGRAV
『シネトラクト 1968番』と『赤』──ジェラール・フロマンジェとジャン゠リュック・ゴダールの共作
[資料]『王たち』──ジャン゠リュック・ゴダールの忘れられたシネトラクト
再構築中──『パート2』
素描の力学(ディナミック)──『アマチュアのルポルタージュ(展覧会のマケット)』をめぐって
「すべての芸術がそれぞれの驚異を生み出した。統治の芸術は怪物しか生み出さなかった」(サン゠ジュスト、1793年)──『ゴダール・ソシアリスム』について
Ⅲ:JLGのために仕事をする
ジャン゠リュック・ゴダール『イメージの本』をファブリス・アラーニョ(左側)とジャン゠ポール・バタジア(右側)と一緒に見ながらすばやく書き留めたメモ
ジャン゠リュック・ゴダールから送られてきたいくつかのメッセージ
見えないもの/リテイク/ジュデックス/精神よ、そこにいる?/不平分子に味方して/情報/フォト・グラフィ/もう一回/新しいラストの編集・作業用プリント/感謝/「イメージは……/失われた小教区/おおい! おおい!/Fwd: 勝利まで?/探偵/もうすぐクリスマス!/おやすみなさい/新しい最終版DVD(NDF)/「すべての読まれたページの上に……」/「彼はいま……/同時に/あの時代に……/よく頑張った(ナイス・エフォート)……/ジルは……/……する権利を持つためには/……と談判する/君の作品をまた磨き、さらに再び磨きたまえ/昔のバカロレア試験・哲学/??????????????/デジタルは従う……/〔件名なし〕/……だろうか/こん にちは、友よ……/絵葉書の数々/ぼくらは……/大いなる感謝を……/願わくば……/ああ、人生を誤って/イポリットの3つの人生/彼は……/〔件名なし〕/穏やかな日曜日……/2020年9月28日のショートメッセージ/悲しみよこんにちは……/愛の尺度は……/メリークリスマス、君たちの……/人々は忘れているが……/なるようになれ/アリアドネは……/ニューヨークとモスクワが……/この最後の……/ヴォルスだけが考えてくれた……/フェイクニュース/おお/ボルヘスによれば……/ニコラウス・クザーヌスによれば/お好みで/ピランデッロはこう言った……
実験映画作家ジャン゠リュック・ゴダール──スイスその他で表明し、あるいは夢見た考察、理性が私たちに一般化しないようにしているところの
[資料]ジャン゠リュック・ゴダールが再読したがっていた文章――「マネ家のほうへ」(文=ジャン゠リュック・ゴダール)
「可視のものの前史」──『映画「奇妙な戦争」の予告篇(第一の撮影)』について
Ⅳ:行商する──3つの上映プログラム
多数のゴダール、1本の映画を裏返すこと
あなたのエゴに敬意を、ゴダールさん
ジャン゠リュック・ゴダールのプロ゠モーション──予告篇・CM・ミュージックビデオ・企業PR映画
エピローグ:LAST LEFT AND FAST
初出一覧
謝辞
訳者あとがき
索引