春日井建論

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商品説明
師・春日井建との出会いから四十余年、没後二十年を機に刊行!
『未青年』はじめ九歌集に、これまで論じられることの少なかった詩作品を繙き、新たな側面からその言葉の世界に光を当てる。
春日井建の言語表現者としての思想に迫る一冊!
目次
Ⅰ 春日井建の詩の世界
 1「裸樹」の時代︱―無題の詩一篇、 「火喰鳥の話」  
 2 「裸樹」の時代―― 「自画像」、「朝園の小説」、「寓話」  
 3 一九六〇年代の詩「旗手」の時代―― 「犬山のモノレール」  
 4 「旗手」7号―― ジャン・ジュネ「卵のジュネ」、「石のジュネ」、「花のジュネ」  
 5 「旗手」8号―― 「サド侯爵」
 6 「旗手」9号―― 「気ちがい兄弟のランプ」  
 7 『証言 佐世保 '68・1・21』に寄せた詩  
 8 一九七〇年―一九八〇年代の詩について  
  ❖歌集『夢の法則』の中の詩―― 「履歴書」、「ジイド論」、「首しめ男」  
  ❖その他の詩―― 「雪男」、「ペルソナ」、「パゾリーニ小論」1・2・3・4、 「Sへのメッセージ」、「肖像」  
 9 「国鉄旅路」創刊号と終刊号の詩  
 10 詩集『風景』論―― 時間の流れの中に風景を取り込む  
  ❖Ⅰ章 「出立の日に」、「窓」、「牧場にて」、「林の中で」、「デスモスチルス」
  ❖Ⅱ章 「臥龍」、「高木」、「自然」、「座っている」  
  ❖Ⅲ章 「夜明け」、「青(ブルー)」、「茶」、「吹雪」、「桃の季」  

Ⅱ 春日井建の短歌の世界

1 若い感受性が見ていたもの―― 『未青年』以前  
  ❖歌の原質―― 高校時代・初期の短歌  
  ❖多感な自我から仮構の世界へ―― 一九五七年の「短歌」から  
  ❖揺れる物語世界と欠損―― 一九五八年の「短歌」から  
  ❖『未青年』に所収されなかった歌の意味―― 一九五八年の「核」から  
  ❖「未生の悪」という美の世界へ―― 一九五九年「核」8号と「旗手」’59/vol-4 からvol-8  

2 自我像の根ッ子―― 内なる権力をあらわにする言葉―― 第一歌集『未青年』  
3 若さを蕩尽する生き方を選ぶ―― 第二歌集『行け帰ることなく』  
4 生きる悩みを量る天秤―― 第三歌集『夢の法則』  
5 歌への復帰に込められた思想 虚実の織物―― 第四歌集『靑葦』  
6 ただ鎮もれる言葉の蔵―― 第五歌集『水の蔵』  
7 時間があらかじめ失われていた歳月のなかで―― 第六歌集『友の書』
8 書けざるものなどなしといふ檄―― 第七歌集『白雨』  
9 造型される井泉の世界―― 照り返す光として―― 第八歌集『井泉』  
10「虚構の自伝」としての歌の世界―― 第九歌集『朝の水』  
        
 補遺1 〈今という時間〉と〈綺語〉の思想  
 補遺2 春日井建の〝失われた時〟とはなにか―― その俤と死と愛と  

  あとがき     
  初出一覧  
 
  装幀 間村俊一
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