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商品説明
悲しみのトンネルの先にあふれる明るい光のように
長い時間を経て届いた切ない和解の挨拶

「遠い国や長い歴史を超えて、封印していた恋の秘密が解き明かされるとき、私たちはきっと前よりも少し成長している。――島本理生(小説家)」

「孤独はそのほかの透明な感情とどれだけ似ているのか、または似ていないのか、噓と物語がどこで絡み合い、また解きほぐれていくのか。美しくも強烈な発信である本書が、着信と返信によって次なる物語を生むことだろう。――チョン・セラン(小説家)」


美しい文章とあたたかなまなざしで描くペク・スリンの初長編にして最高傑作

派遣看護師としてドイツに渡っていた伯母を頼り、母と幼い妹とともに西ドイツに移り住んだヘミ。悲劇的な事故により心に傷を負ったまま、孤独な日々を過ごすヘミだったが、伯母と同じ派遣看護師のおばさんたちの子どもであるレナ、ハンスと過ごすうち、徐々に日常を取り戻していく。ある日ハンスから、再発の可能性がある大病を抱える母親・ソンジャの初恋の相手を探してほしいと頼まれる。ソンジャおばさんの日記を手がかりに捜索を始めたヘミだったが、急遽家族で帰国することに。
大人になったヘミは、ある日、大学時代にほのかな恋愛感情を抱いていたウジェと偶然再会する。彼との会話をきっかけに、ヘミは再び、ソンジャおばさんの初恋の相手探しを再開する。



<訳者あとがきより>
本作に使われている最大のモチーフに、「派独看護師(訳文ではドイツ派遣看護師)がある。韓国は一九六〇年代の失業問題と外貨不足を解決するため、海外への人材輸出を決めた。その一環として西ドイツに派遣されたのが、一万人を超える看護師と准看護師である。(略)作中で、大人になった主人公は一見、「いま」から逃げるように派遣看護師の資料探しに没頭する。しかし子ども時代にドイツでその姿を目の当たりにしていた主人公には、彼女らにあてはまる言葉が「愛国」「犠牲」「哀れな先人」などとはとうてい思えない。そこにあったのはだれかの視点でひとくくりに俯瞰できるような人生ではなく、一人ひとりがまぶしいほどに美しく生き抜いている姿にほかならなかった。そしてそこには、著者の、そうであったはずだという思い、そうであってほしいという祈りがある。
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