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障害者の親亡き後プランパーフェクトガイド

障害者の親亡き後プランパーフェクトガイド

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商品説明
「親亡き後」を考えることは、自分たち両親が健在のうちに、障害のあるわが子を一人立ちさせることにもつながります。
弁護士であり、 重度知的障害児の父親である著者が 自身の親亡き後対策も例に挙げながら解説。
具体的な計算式・今ある制度の活用法で わが家の「いくらで」「どうやって」がわかる。
障害者の家族はもちろん 健常者の老後対策にも直結するアドバイス。
7つのステップで「何からどうすれば?」を迷わない!
目次
はじめに……13

■ステップ1
障害者の収入には
何があるのか……19

障害者のおもな収入源……19

障害基礎年金による収入……20
障害年金とは何か……20
障害基礎年金はいくらもらえるのか……21
障害基礎年金をもらうための要件……22
加入要件………23
納付要件……23
障害の程度要件……24
障害基礎年金を申請するには……25
申請に必要な書類……26
なぜ医師の診断書が重要なのか……26
適切な等級判定を得るために……29

深掘りコラム●転院する際にはカルテのコピーを入手しておきましょう……31
深掘りコラム●障害基礎年金には例外的に所得制限があります……32
深掘りコラム●所得制限を回避するには確定拠出年金などの利用を……34

就労による収入……36
障害者雇用ではいくらもらえるのか……36
福祉的就労ではいくらもらえるのか……37

手当による収入……38
特別障害者手当……39
在宅重度障害者手当……40

生活保護……41
生活保護はどんな制度か……42
生活保護費はいくらもらえるのか……45
障害基礎年金は生活保護を下回る……46
生活保護を受けるときの注意点①「収入」が増えれば生活保護費は減らされる……46
生活保護を受けるときの注意点②2,000万円以上の不動産……50
生活保護のジレンマ――私が公的機関に提言したいこと……51
「親に収入があると生活保護がもらえない」は大きな誤解……53

■ステップ2
障害者の支出には
何があるのか……57

住まいと食事の支出……58
障害者支援施設……58
障害者支援施設とは……58
障害者支援施設で暮らす場合、何にお金がかかるのか……59
障害者支援施設への寄付金……61

深掘りコラム●「法定代理受領方式」のメリットとデメリット……62

グループホーム……64
グループホームで暮らす場合、何にお金がかかるのか……65
グループホームに支払う金額はいくらか……66
障害者の一人暮らし……68

その他の支出……69
医療費……70
通信費……71
交通費……71
趣味交際費……71
保険料……72
成年後見人などへの報酬……72

■ステップ3
親亡き後に残す
金額の算出……75

①子の収入の月額を出す……75
わが子に収入がある場合……75
わが子にまだ収入がない場合……76
障害基礎年金による収入を予測する……76
就労による収入を予測する……77
手当による収入を予測する……77
生活保護による収入は加味しない……78
収入全体を予測する……78
著者の場合……79

②子の支出の月額を出す……79
障害のある子どもが独立している場合……79
障害のある子どもが親と同居している場合……79
生活水準を予測する……80
生活水準と住まいをかけ合わせる……82
支出全体を予測する……85

③親亡き後の期間を出す……85
親の平均余命の出し方……85
子の余命の出し方……86
親亡き後の期間を計算する……87
著者の場合……87

深掘りコラム● 知的障害者や精神障害者の寿命が、
簡易生命表で求められない理由とは……87

親亡き後に残す資金を計算する……89
著者の場合……89

深掘りコラム● 資金の目安だけ知りたい方は、
4パターンのサンプル表をご覧ください……90

■ステップ4
親亡き後の資金を
どう貯めるか……93

親自身の老後資金はいくら残せばよいか……93

支出(税金)を減らす……94
支払う税金の金額はどのように決まるのか……94
所得控除とは何か……95
人的控除とは何か……96
障害者控除とは何か……97
その他の控除とは何か……99
小規模企業共済等掛金控除……99

深掘りコラム● 「小規模企業共済等掛金控除」以外の
その他の控除のデメリットとは……103
深掘りコラム●「所得」と「収入」の違いを知っておきましょう……104

収入を増やす……106
特別児童扶養手当とは何か……107
特別児童扶養手当の所得制限……107
所得制限を回避するには……109

深掘りコラム●特別児童扶養手当の申請の流れを押さえておきましょう……111

■ステップ5
親亡き後の資金を
どう残すか……115

財産を残す5つの方法……115

財産を残す方法を決めずに親が亡くなると……116

相続の基礎知識……118
「相続人」とは誰のことか……119
「誰にいくら相続する」はどうやって決まるのか……120
法定相続分……120
遺留分……121
遺産分割……123
家庭裁判所の調停と審判……125

財産を残す方法①遺言……126
遺言とは何か……126
メリット 誰に・何を・どれだけ残すか指定できる……126
デメリット 「毎月〇万円ずつ」は渡せない……126
遺言執行者の指定が肝心……127
遺言書は「基本の備え」と考えて……128

深掘りコラム● 「どちらが家族の現状に適しているか」で、
作成する遺言の種類を選びましょう……129

財産を残す方法②信託……132
信託とは何か……132
メリット①自由度が高く家庭の状況に合わせられる……132
信託のしくみ……134
受託者になれる人は?……135
メリット②受益者(障害のある子)が契約手続きに関与しない……136
信託財産とは何か……137
メリット③受託者の監督・監視者を契約で設定できる……138

深掘りコラム●信託にはさまざまな商品やサービスがあります……139

財産を残す方法③贈与……140
贈与とは何か……140
贈与のデメリット……141
デメリット①障害者自身の署名押印が必須……141
暦年贈与(生前贈与)……141
デメリット②暦年贈与(生前贈与)の場合、障害者自身の財産が増えてしまう……143
デメリット③死因贈与より遺言のほうが汎用性が高い……144
贈与のメリット……144
負担付き贈与の場合、障害のある子どもの世話を義務に課せる……144
著者の場合……146

財産を残す方法④生命保険……148
保険のしくみ……148
保険の登場人物……148
保険料と保険金の関係……149
保険の種類……149
生命保険とは何か……150
損害保険とは何か……151
傷害疾病定額保険とは何か……151
生命保険のメリットとデメリット……152
メリット①死亡保険金は「遺産」に含まれない……152
メリット②死亡保険金は分割で受け取れる……153
デメリット 障害者自身が手続きをおこなわなければならない……153

財産を残す方法⑤障害者扶養共済……154
障害者扶養共済とは何か……154
障害者扶養共済の加入要件……155
障害者扶養共済のメリット……156
メリット①公的制度で安心……156
メリット②掛金が安い……157
メリット③生活保護支給のうえで「収入」としてみなされない……158
メリット④掛金全額の所得控除……160
メリット⑤親が早く亡くなった場合に備えられる……160
メリット⑥もらえる年金は非課税……161
メリット⑦「年金管理者」の指定ができる……161
障害者扶養共済のデメリット……162
デメリット①実質的に掛け捨ての生命保険……162
デメリット②掛金総額 >年金総額となるリスク……165
デメリット③掛金の引き上げのリスク……166
著者の場合……168

5つの方法のうちどれを選べばいいのか?……169

深掘りコラム● 障害者扶養共済の加入は掛け金の総額が、
安くなるタイミングをねらいましょう……171

■ステップ6
親亡き後の財産を
どう管理するか……175

財産管理のサポート①日常生活自立支援事業……176
日常生活自立支援事業とは何か……176
日常生活自立支援事業を利用するには……177

財産管理のサポート②成年後見制度……178
成年後見制度とは何か……179
法定後見と任意後見は何が違うのか……179
法定後見の3つのタイプ……181
3タイプの定義……181
3タイプの具体例……182
3タイプ別の権限……183
成年後見人などになれるのはどういう人か……186
成年後見人などに「なれない」人……187
成年後見人などに「なれる」人……188
成年後見人などを監督する人……189
監督人とは何か……189
任意後見監督人……191
「親族は後見人になれない」は明確な誤り……191
成年後見人などはどんな仕事をするのか……196
成年後見人の仕事①財産管理……197
成年後見人の仕事②身上監護……199
成年後見人の仕事③契約などの取り消し……200
成年後見人の仕事④死後事務……201
保佐人はどんな仕事をするのか……202
補助人はどんな仕事をするのか……204
任意後見人はどんな仕事をするのか……204
成年後見制度の利用にはいくらかかるのか……205
基本報酬と付加報酬……206
任意後見人の報酬はいくらか……206
成年後見の利用を助ける助成制度……208
成年後見制度を比較して検討する……211
法定後見と任意後見の比較……211
日常生活支援事業と成年後見制度の比較……214
信託と成年後見制度の比較……215
成年後見制度の問題点……218
成年後見制度利用者からの不満……218
著者の場合……220

深掘りコラム●法人後見はなかなか増えないのが現実です……222

■ステップ7
親亡き後の相談先と
ステップの実行……227

「親亡き後」を誰に相談すればいいか……228
障害福祉の専門家や専門機関……228
社会福祉士……229
精神保健福祉士……229
公認心理師……230
基幹相談支援センター……231
障害福祉の適切な相談先は……232
法律・司法の専門家や専門機関……233
弁護士……233
司法書士……234
行政書士……235
税理士……235
社会保険労務士……236
公証人……236
家庭裁判所……237
法テラス(日本司法支援センター)……237
法律・司法の適切な相談先は……239
「親亡き後についての相談」とは何か……240

ステップ1 ~ 6の実行……242
著者の場合……242
ステップ1 収入の予測をする……242
ステップ2 支出の予測をする……243
ステップ3 親亡き後に残す金額を計算する……244
ステップ4 親自身の老後資金をどう貯めるか決める……245
ステップ5 親亡き後の資金をどう残すか決める……246
ステップ6 親亡き後の資産をどう管理するか決める……247

■終章
障害のある子どもの
自立に向けて……251

就労の支援……252
福祉的就労ではどんな支援が受けられるのか……252
就労移行支援……253
就労継続支援(A 型・B型)……254
就労定着支援……256

住まいの支援……257
障害者支援施設……257
障害者支援施設の概要……257
障害者支援施設に入所するには……260
グループホーム……261
グループホームの概要……261
グループホームは全部で3種類……262
一人暮らし……263
公営住宅のメリット……264
公営住宅のデメリット……265
UR賃貸住宅のメリット……266
UR賃貸住宅のデメリット……266
一般賃貸のメリット……267
一般賃貸のデメリット……267
将来の心配のない暮らし方はあるのか……268
部屋探しのサポート……268
住宅入居等支援事業……269
住宅セーフティーネット制度……270
一人暮らしを続けるためのサポート……271
居宅介護……272
重度訪問介護……274
自立生活援助……275

死後の事務のサポート……277
死後の事務にはどんな課題があるのか……277
親の死後の課題……277
障害者本人の死後の課題……279
人が亡くなった後にはどんな手続きがあるのか……280
障害をもつわが子の死後を誰に任せればよいか……284
施設に入居または入院している場合……284
一人暮らしの場合……284
親自身の死後を誰に任せればよいか……285
死後事務委任契約とは……286

■あとがき……289
わが家の「いくら」がわかる計算シート……293
用語解説……297
巻末資料……303
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