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戦時中に設置された敵国民間人抑留所の実態を明らかにする貴重な歴史証言!
第二次世界大戦中に長崎の敵国民間人むけの抑留所に収容されていたときに原爆を体験したイギリス人カトリック修道女がフランス語で書いた回想録(1947年刊)の全訳に、訳者による解説「敵国民間人の抑留とマリー=エマニュエル修道女」を付し、日本のいわゆる「抑留所」の実態、歴史的位置づけを他国と比較しながら検証した貴重書。

〈目次〉
日本でとらわれの身となったヌヴェールの聖ベルナデッタ修道会の一修道女その原爆による解放
第1章 香里にて、194042年
第2章 神戸にて、194244年
第3章 長崎にて、194445年
第4章 帰国、194546年

解説 敵国民間人の抑留とマリー=エマニュエル修道女
前編 太平洋戦争中の敵国民間人の抑留について
抑留の概略/「抑留」の定義と強制疎開/アメリカでの日系人抑留との比較/歴史叙述の偏りと虚偽の証言

後編 マリー=エマニュエル修道女の軌跡
戸籍名と修道名/ヌヴェール愛徳修道会と聖母女学院/来日と神戸での抑留/長崎にて/もう一冊のフランス語の日本抑留記/帰国とその後/本書の位置づけ

マリー=エマニュエル修道女略年譜
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