ハムレットもロミオもジュリエットも
シャイロックもリチャード三世も、
困った人間関係をどのように乗り越えようとしたのか?
シェイクスピアが放つ「言葉の魔力」を
作品の展開とともにじっくりと味わい、
いざというときの参考にしよう!
シェイクスピアが400年以上、
人々を魅了し続ける秘密に迫る。
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【主な目次】
はじめに困ったらシェイクスピアに相談しよう
シェイクスピアの知恵を拝借する/キャッチフレーズではだめ/対話のなかでセリフは生まれる/使われる状況で意味合いは変化する/古典を動態保存する
第1部主張や言い訳が必要になったとき
第1章「悪巧みでこの島をだまし取りやがったんだ」自己主張をしたいとき
人前で反論する/復讐するユダヤ人/正論がつぶされるとき/民事事件から刑事事件へ/土地の所有権を主張する/キャリバンの危うさ
第2章「あの無垢だったアダムだって堕落したんだぞ」言い訳が必要になったとき
言い訳は笑いを忘れずに/催促をうまくあしらう/手柄を得るには臆病を恐れるな/絶体絶命の場合には/祝祭的な言い訳を
第3章「貧しい者が泣いたとき、シーザーも泣き崩れた」スピーチを求められたとき
スピーチライターの種本として/勇猛果敢なスピーチ/人心を一変させるスピーチ
第2部個人がひとりで苦悩するとき
第4章「今のままか、それを断ち切るか、問題はそこだ」メランコリックな苦悩にはまったとき
メランコリーという病/選択肢の意味を変える/殺人の衝動を抑える/選択肢を選択する
第5章「恋すれば頬が痩ける。でも、君はそうじゃない」恋愛を夢見たときに
恋愛のロールモデルとして/二段階承認の混乱/異性装の新しい意味/愛の裏切りと許し
第3部家族関係に苦しむとき
第6章「お父さんが私の目で見てくれさえすれば」娘が父親から逃げたいとき
父と娘を描くシェイクスピア/家父長制内での抵抗/結婚への圧力のなかで/沈黙と従順の代償/不在の父親からの脱出
第7章「お前が父を愛しているのなら」父親の後を継ぐとき
女王から王への交替/父からの継承の理想と現実/イングランド賛美と王冠の責任/『ハムレット』の三人の息子/ジェイムズからチャールズへの継承
第4部組織のなかで生きるとき
第8章「私は陰謀家のシナじゃない」差別から抜け出したいとき
社会が差別を生成する/二つのヴェニス劇と差別/資金調達とリスク回避/異人種間結婚の不安
第9章「実戦を知らん単なるたわ言だ」上司と部下が悩むとき
酒の上での不祥事/同僚から部下へ/上に立つ者の憂鬱/お追従とその結末/部下の辛さを誰が知る
おわりにまだまだ使えるシェイクスピア
シェイクスピアは仕立て直す/複数の視点を置く/天才は忘れた頃にやってくる