地球上の4人に1人が、イスラーム教徒の時代、ますます多極化する世界。
理解できない他者との共存の為のグローバルスタンダードな真の「法」を
理解するための必読書。
著者の専門とするイスラームの古典文献から、マックス・ヴェーバー、ハンス・ケルゼン、ニコラウス・ルーマン、ハーバート・ハートなど近代法哲学まで、さらに比較法学、法人類学、法社会学、法史学などの文献を渉猟。様々な古今東西の法現象を端倪し、我々が日頃自明視している大陸法文化と極東文化圏の法文化を相対化、根本的に「法」を問いなおす。
「人口減少により労働力不足のために否応なく文化や価値観を異にするのみならず言葉すら満足に通じない「外国人」の移民受け入れが必定となる近未来、理解できない他者との共存の為には、日本の常民にも正しい「法」の知識と理解が求められるようになるだろう。そして、世界の分断と対立が進むなか、一国の友邦もなく仮想敵国に囲まれた日本が生き残るためには、法領域の中でも扱いが最も難しい国際法すら使いこなし得る深い法的洞察と真のリーガルマインドを備えた法専門家を、一定数育成することが不可欠であると筆者は考える。本小著がその一助となれば、望外の幸せである。」【本書より】