グローバルヒストリーと戦争

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グローバルヒストリーと戦争
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商品説明
第二次世界大戦時にイギリスで作られたこのポスターから、戦争がヨーロッパ全土、アメリカ、豪州、ソ連、中国、インド、植民地を動員する総力戦だったことがわかる。
本書は、古代から現代までの戦争を、グローバル、リージョナル、ナショナル、ローカルの四層から鳥瞰した、『グローバルヒストリーと帝国』に次ぐ意欲作。
目次
序章 グローバルヒストリーと戦争 (秋田 茂・桃木至朗)  
一 戦争と秩序形成―地域秩序から国際秩序へ  
二 戦争と歴史認識、自意識・他者認識、世界像  
三 本書の構成  

第一章 戦後七〇年と二一世紀の東アジア―「戦争の語り」と歴史認識― (田中 仁)
一 東アジア地域秩序の再編と中国政治
二 一九九五年、東アジア・メディア空間の交錯  
三 二一世紀日本における日中戦争史研究
四 戦後七〇年と東アジア

第二章 冷戦とアジアの経済開発 (秋田 茂)  
一 冷戦と脱植民地化・経済開発  
二 開発援助とインドの工業化―B・K・ネルーの活躍  
三 ジョンソン政権と駐米大使B・K・ネルー―食糧危機への対応  
四 「アジアの開発の時代」と主体性

第三章 太平洋戦争後の知的交流の再生―アメリカ研究者とロックフェラー財団― (中嶋啓雄)  
一 原初的アメリカ研究コミュニティとロックフェラー家  
二 戦後日米知的交流の起源  
三 国際文化会館とロックフェラー財団―自由主義的国際主義と冷戦の狭間で  
四 安保騒動と知的交流の動揺  
五 一つの時代の終わり  

第四章 第一次世界大戦と現代グローバル社会の到来―アメリカ参戦の歴史的意義― (中野耕太郎)  
一 世界史の「断絶」―第一次世界大戦の衝撃  
二 アメリカの参戦―ウィルソン外交とモンロー主義のグローバル化  
三 アメリカの「海外領土」と総力戦  
四 国内の「周縁」と総力戦― 人種マイノリティの戦争  
五 もうひとつの国際主義と新国際秩序  

第五章 軍事か経済か?―帝政期ロシアの義勇艦隊に見る軍事力と国際関係― (左近幸村)  
一 ロシア義勇艦隊とは何か  
二 一九世紀の義勇艦隊  
三 セルゲイ・ヴィッテの改革案  
四 日露戦争後の方向転換  
五 義勇艦隊の連続と断絶  

第六章 山に生える銃―ベトナム北部山地から見る火器の世界史― (岡田雅志)  
一 山地から見る火器の世界史  
二 東部ユーラシアの火器の時代とその後  
三 華人の世紀と山地における「火器の時代」  
四 火器を通じた山地社会と国家の関係  
五 山地の火器の帰結 

第七章 もうひとつの「黒船来航」―クリミア戦争と大阪の村々― (後藤敦史)  
一 グローバルからローカルまでの四つの層  
二 中田治左衛門が生きた時代―ローカルな層 
三 クリミア戦争と極東海域―グローバル/リージョナルな層 
四 ロシアの対日外交とクリミア戦争―ナショナルな層 その一  
五 幕府の大阪湾防備とディアナ号来航―ナショナルな層 その二  
六 動員される村の人びと― 再びローカルな層  
七 四つの層からみたクリミア戦争  

第八章 財政軍事国家スウェーデンの複合政体と多国籍性―コイエット家の事績を中心に― (古谷大輔)  
一 そこにスウェーデン人がいた―ゼーランディア城包囲戦  
二 近世ヨーロッパにおける複合的な政治秩序と財政軍事国家  
三 財政軍事国家と外来家門―コイエット家の事績  
四 財政軍事国家を支える多国籍性―技術・情報・資金  
五 財政軍事国家としての経験のヨーロッパへの還元―軍事と外交  
六 財政軍事国家スウェーデンが提供した信用―軍事から学術へ 

第九章 ポルトガル人はなぜ種子島へ上陸したのか (伊川健二)  
一 日欧関係成立の世界史的意義  
二 多国間関係史という方法  
三 ポルトガル人たちはいつ、どこへ上陸したのか?  
四 グローバルヒストリーのなかの一六世紀日本
五 ポルトガル人はなぜ種子島へ上陸したのか  

第十章 「戦後五〇年」と「戦後七〇年」―抗元戦争後の大越(ベトナム)における国際秩序・国家理念・政治体制― (桃木至朗)  
一 抗元戦争と大越陳朝の変容  
二 世界戦争としてのクビライの大越侵攻  
三 戦後の陳朝  
四 陳朝国家の脱戦後レジーム  
五 近世ベトナムにおける「伝統」の範型  

第十一章 モンゴル帝国の東アジア経略と日中交流 (中村 翼)  
一 西嶋定生「東アジア世界」論の視座  
二 モンゴル時代以前の東アジア海域世界と日中交流 
三 モンゴル帝国の東アジア経略と日本  
四 元末明初の倭寇と「不臣之国」日本  
五 日本と東アジアの「つながり」を考える 
 
第十二章 「白村江の戦い」再考 (市 大樹) 
一 白村江の戦いに関するイメージ  
二 倭国の朝鮮半島への派兵  
三 白村江の戦いの歴史的位置づけ  
編者あとがき
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