竹簡学 中国古代思想の探究

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中国で近年、竹簡が7000枚あるいは10万枚という大量の単位で出土し、材質調査によって紀元前のものであることが明らかになっている。それらは、中国の大学や研究機関において精力的に研究が進められている。
著者は、この新出土文献の日本では数少ない研究者の一人であり、資料状況や内容などを精緻に紹介し、伝世文献のみでは解明できなかった部分に鋭く切り込み、中国古代思想史の見直しを図る貴重な研究成果である。
目次
はじめに
竹簡学用語解説
第一部 儒家思想と古聖王の伝承
序 章 中国新出土文献研究の歴史と展開
第一章 戦国楚簡と儒家思想―「君子」の意味―
第二章 上博楚簡『顔淵問於孔子』と儒家系文献形成史
序 言 
第三章 上博楚簡『舉治王天下』の古聖王伝承
第四章 太姒の夢と文王の訓戒―清華簡「程寤」―

第二部 王者の記録と教戒―楚王故事研究―
序 章 上博楚簡と楚王の故事
第一章 『荘王既成』の「予言」
第二章 『申公臣霊王』―霊王の「簒奪」―
第三章 『平王與王子木』―太子の知性―
第四章 『平王問鄭壽』―諫言と予言―
第五章 『昭王毀室』における父母の合葬
第六章 『君人者何必安哉』―教戒書としての意義―

第三部 新出秦簡・漢簡に見る思想史
序 章 新たな秦簡・漢簡の発見
第一章 岳麓秦簡『占夢書』の構造と思想
第二章 銀雀山漢簡「論政論兵之類」考釈
第三章 興軍の時―銀雀山漢簡「起師」―
第四章 先秦兵学の展開―『銀雀山漢墓竹簡﹇貳﹈』を手がかりとして―
第五章 北京大学蔵西漢竹書『老子』の特質

附録 書評 陳偉等著『楚地出土戦国簡冊[十四種]』
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