魔女が集会を開き、吸血鬼が暗躍し、
幽霊や妖怪が姿を現す「夜」。
神は光を生み、天地創造をしたが
光のない闇の部分は夜となり、神の力の届かない領域となった。
「魔」的なものが支配する時間、それが夜なのだ。
夜はいまも闇を伴って、超常的な想像力を喚起し続けている。
そのような「夜」について、さまざまな見地から解題していこう。
《主な内容》
■巻頭図版構成/椎木かなえ、イヂチアキコ、マンタム、村上仁美、佐藤文音
■神は闇を渡る●鈴木一也
■夜ごとの妖怪『稲生物怪録』をめぐって●八本正幸
■夜のストレンジャー『にんじん』『ナイトホークス』『悪魔が夜来る』などに描かれた夜の恐怖について●浦野玲子
■夜を駆ける子どもたち児童文学と少年少女の夜●馬場紀衣
■真夜中の女たちあるいは夜に少女が出歩くことの奇跡について●梟木
■ルナティック、セレノグラフィの系譜A・シェーンベルク、稲垣足穂、勅使川原三郎●並木誠
■蒲団のなかのワンダーランドねつけぬ夜にいくところ●日原雄一
■夜、幻の50年●写真=中村
■裸のラリーズという《夜の夢》●岡和田晃
■ドイツ表現主義映画が描き出した「夜」●長澤均
■夜から生まれた『百億の昼と千億の夜』光瀬龍と萩尾望都●宮野由梨香
■『夜のガスパール』の魔法を精神分析する●藤元登四郎
■『夜のガスパール』でのディジョンと音楽●岡和田晃
■妖精たちの長くて短い夜●馬場紀衣
■寝惚けた人が見間違えた…のか?金縛り・過眠症・夢遊病の科学と非科学●阿澄森羅
■TH RECOMMENDATION
◎日本のタトゥー覚醒に挑むドットワークのカリスマ、トーマス・トーマス108 ●ケロッピー前田
◎『アートにみるフェティシズムとディシプリン』展●ケロッピー前田
◎中央アジアに〝自由で開かれた〟世界を見るキルギスタン、ウズベキスタン等の映画が語るもの ●友成純一
◎「DollsⅡ瞳に映る永遠の記憶」23人の人形作家の多彩な作品が集う!
◎真木環、林良文、ミルヨウコ、羅入、小妻容子・小妻要、戸田和子
ほか、連載記事等も満載!