チャンスヴォートF7Uカットラス

1940年代後半、後退翼無尾翼というラジカルな設計を採り入れて登場した米海軍艦上戦闘機F7Uカットラス。

まだジェット・エンジンや後退翼の設計技術が確立されていなかった時代、野心的な試みを数多く導入して実用化されたものの、斬新さゆえのトラブルが相次ぎ、早期に第一線を退いた不幸な戦闘機でした。

しかし、本機で初めて採用された各種テクノロジーは後のジェット戦闘機開発の大きな礎となり、また先進的なスタイルは見る者を惹きつけてやみません。

本号では、カットラスの生い立ちから終焉、航空力学的特徴、マニュアルから読む操縦特性といった興味深い解説記事と、豊富な写真・図版で本機の魅力に迫ります。 長らく絶版となっておりましたNo.132「チャンスヴォートF7Uカットラス」を、読者の皆さんの熱いご要望にお応えして"アンコール版"として復刻いたしました。内容は一部を除き前版と同一です。まだご覧いただいていなかった方もこの機会にぜひご購読ください。