序論 マルチ・アーカイヴァル・アプローチと戦時期ベトナム・日本関係史研究(宮沢千尋)
●論考編
第1章 戦時期,ベトナムにおける「越南復国同盟会」の活動とその軌跡(武内房司)
はじめに
1. 越南復国同盟会
2. タイ・ベトナム南部の復国同盟会
おわりに
第2章 チャン・ヴァン・アン(Trần Văn Ân)、南ベトナムの安らかならざる知識人の肖像
──日本との長きにわたる関係の記録──(パスカル・ブルドー/難波ちづる訳)
はじめに
1. チャン・ヴァン・アンのバイオグラフィーにかんする指標
2. チャン・ヴァン・アンからみた大東亜共栄圏と国家の独立
3. チャン・ヴァン・アンと日本と統一民主ベトナムの追求
結論:バイオグラフィーからプロソポグラフィーへ
──20世紀における日本と南ベトナムの関係をより深く理解するための研究の展望
第3章 メコンデルタのキリスト教王国(北澤直宏)
はじめに
1. ジャン・ルロワ大佐
2. UMDCの設立と拡大
3. UMDCの解体
おわりに
第4章 戦時期日本の植民地支配の構図と台湾人
──1945年仏印沖の神靖丸沈没事件を通して──(鍾淑敏/張雅訳)
はじめに
1. 日本植民地統治下の台湾の南進政策と台湾人の海外活動
2. 戦争動員と神靖丸沈没事件
3. 戦後の長い沈黙と「復権」
おわりに
第5章 1930〜1940年代における日本の台湾籍民の活用論
──華僑政策との関連性から──(Vo Minh Vu)
はじめに
1. 日本の南洋華僑調査
2. 台湾籍民の活用論
まとめ
第6章 仏印文化工作における関連機関と企業進出(1940~1945年)(湯山英子)
はじめに
1. 日仏共同支配と仏印文化工作
2. 各機関・企業と派遣人員
3. サイゴンでの古関裕而音楽会
おわりに
第7章 フランス領インドシナにおける日本人による現地青年層への関与
──『西川寛生「戦時期ベトナム日記」』からみる
大南公司の民族運動支援(1943-1944)──(富塚あや子)
はじめに
1. 松下光広を中心とした大南公司「同志会」の結成
2. 印度支那駐屯軍による特種雇傭人採用および養成への協力
3. 「大南塾」における人材の養成および斡旋
4. 「民族運動絶対厳禁」──インドシナ総督府・日本軍・大南公司内部からの圧力
おわりに
●付録編
付録1 フランス国防文書館所蔵林秀澄大佐個人日誌(武内房司訳註)
1944年
1945年
付録2 戦時期仏印の現地商社としての大南公司(湯山英子)
1. 戦後に作成した会社沿革
2. 海外実業者調査から(1928年~1937年)
3. 閉鎖機関関係資料から
4. ハノイ日本人会名簿から
5. フランス防衛省文書館資料
付録3 ベトナム民族運動への関与についての質問とその回答(西川捨三郎・立川京一)
質問事項
質問事項への回答
戦時期日本・ベトナム関係略年表
あとがき
English Abstracts
索引