土楼

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土楼
  • 発売日:2024/04/01
  • 出版社:風響社
  • ISBN:9784894893429

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土楼

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商品説明
土楼
目次
まえがき
    一 土楼との出会い
    二 怠け者のフィールドワーカー
    三 「仲間」になること
    四 土楼と親族

序章──方法としての/成果物としての民族誌
    一 本書の主題
    二 人類学において民族誌を書くこと
    三 人類学において親族を研究対象とすること
    四 本書の内容と各章の概要
    五 本書を読む上での基本的な情報

●第一部 土楼

第一章 土楼・械闘・郷族──土楼をめぐる物語と社会人類学からの再考
    一 緒言――土楼前史
    二 土楼が「発見」されるまで
    三 改革開放政策と土楼の「再発見」
    四 土楼と械闘の歴史
    五 土楼と郷族――「族工」と「族商」
    六 小結――問題の再設定

第二章 客家社会と閩南文化──分水嶺に位置する土楼
    一 緒言――土楼の中心で祀られる神
    二 「山の民」である客家、「平地の民」である閩南
    三 境界域における交通と定期市
    四 客家地域と閩南地域を越境する保生大帝
    五 保生大帝の「里帰り」
    六 小結――連続性と乖離

第三章 宗族が造る家、家が創る宗族──円形土楼における空間の所有形態と宗族組織
    一 緒言――土楼の生理学
    二 調査対象とする土楼と宗族
    三 土楼内部の所有形態
    四 新たな土楼の建造のプロセス
    五 堅固な系譜意識と柔軟な居住形態
    六 小結――「生命体」としての土楼

第四章 福建土楼と文化表象──土楼内部における「祖堂」の記述をめぐる学術表象の分析
    一 緒言――研究史によって創られた表象
    二 客家土楼から福建土楼へ――世界文化遺産にともなう変化
    三 ユネスコによって語られる福建土楼における「祖堂」の意義
    四 土楼民俗文化村において説明される「祖堂」
    五 現地社会からみた土楼中心部の小屋の意義
    六 客家土楼とメディア表象――日本のメディアの役割
    七 福建土楼を介し再創生される客家文化
    八 小結――表象と再創生

●第二部 親族

第五章 社会的住所としての宗族──福建省客家社会における人物呼称の事例から
    一 緒言――指称と呼称
    二 調査地における宗族組織
    三 調査地における親族名称と人物呼称
    四 女性の「輩字」と名前の呼びかけ
    五 出来事(event)としての呼びかけ
    六 小結――社会的住所(Social Address)

第六章 テクストとしての族譜──客家社会における記録メディアとしての族譜とそのリテラシー
    一 緒言――「現地の記述」をめぐって
    二 客家研究の系譜と「族譜」の位置づけ
    三 福建省永定県の客家社会における二つの祖先観
    四 動的テクストとしてのA氏族譜
    五 族譜の読まれ方──記録メディアとしての族譜
    六 小結――有文字社会の民族誌

第七章 僑郷からの災因論──二一世紀における「典型的」な風水事例より
    一 緒言――華僑と僑郷をつなぐ風水
    二 風水という災因論
    三 華僑と僑郷のつながり
    四 僑郷からの災因論
    五 「災い」からはじまる華僑と僑郷の関係性
    六 小結――華僑による土楼建造、保全、再建の背景にあるもの

第八章 福建客家と複数の聖地──歴史のなかの「聖地」と記憶のなかの〈聖地〉
    一 緒言―― 聖地を論じること
    二 客家社会と調査地L村における複数の聖地
    三 エスニックグループの「聖地」とクランの「聖地」
    四 記録としての祖先と記憶としての祖先
    五 調査地における〈聖地〉保生大帝廟
    六 D村の廟を中心とする保生大帝の「信仰圏」と信仰体験
    七 保生大帝を「信じる」ことと「知っている」こと
    八 保生大帝の神秘性と不確かさ
    九 小結――状況の生成

終章――純正律的な響き合いを描く
    一 結論
    二 結論を結論とする背景
    三 いま民族誌的に「調査対象」を描くということ
    四 純正律と平均律というアナロジー
    五 土楼 天と地と人の響き合い

あとがき
    一 円い空の下で暮らす「わたし」
    二 「生き生きとした現実」を求めて
    三 中国というフィールド
    謝辞
    初出一覧

参照文献

写真・図表一覧

索引

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