刊行にあたって(陳雲蓮)
日本語版の刊行に寄せて(ハンス・ファン・デ・フェン)
用語について/凡例に代えて(訳者)/参考図 本書に登場する海関(訳者)
プロローグ
第一章 海関=カメレオンの誕生
一 上海の実験
二 ホレイショ・レイの失脚とロバート・ハートの台頭
三 新体制のなかの旧体制
第二章 ロバート・ハートの一望監視体制
一 領事と監督のあいだ
二 官僚組織化─書式、記録簿と通信
三 海洋進出─海事部
四 採用と態度─聡明で見栄え良く、たくましい青年たち
第三章 自強運動期の海関─一八七〇―一八九五
一 ヨーロッパのなかの中国─海関のロンドン事務所
二 海関、外国貿易の拡張、低開発分野の発展
第四章 債券市場の勃興─債権回収業者としての海関、一八九五―一九一四
一 一八九五年に向けての中国融資市場の創出
二 対日賠償金、清の国内借款の失敗、租界の争奪と門戸開放通牒
三 海関と義和団事件
四 激しい反発─青年中国の台頭と税務処の創立
五 総税務司の後継者問題
六 辛亥革命の切り札─債券市場
第五章 国家の中の国家─一九一四―一九二四
一 フランシス・アグレン、海関、銀行
二 顧維鈞、国際会議と反帝国主義
三 海関と国民党の台頭
第六章 関税の国、密輸業者の国 ─南京国民政府時代の海関、一九二九―一九三七
一 フレデリック・メイズ
二 密輸の蔓延
三 密輸取締
四 仲介取引
第七章 統合性を保つ─一九三七―一九四九
一 日本の猛攻撃
二 八方塞がり
三 日中戦争後における海関復興の失敗
四 海関の終焉
エピローグ─余韻と陰
参考文献
訳者あとがき
年表 近代世界史と中国海関史
写真図表一覧/人名索引/事項索引