はじめに──トランスボーダーたちのアジール
凡例
序章 アルバート湖へ
一 アルバート湖が形成した地域
二 暮らしのメンバーシップ
三 語られた歴史
四 ルンガの人びと
五 ボーダーランドのアジール
六 フィールドワーク
七 本書の構成
●第一部 ボーダーランドの漁村におけるコンフリクト
第一章 生業としての漁労
一 自然を読み解く
二 魚を知る
三 漁具と漁法
四 水辺の規則
五 漁獲の分配
六 魚の加工と販売
七 ルンガ・マーケット
第二章 漁労に対するグローバル・ガバナンス
一 違法な漁法のとりしまり
二 日常生活を支える漁具
三 生活世界の変容
四 グローバル市場における漁獲資源
第三章 岸管理主体としての漁労組織の変遷
一 センターマスターからBMUへ
二 ルンガにおけるBMUの導入
三 他岸におけるBMU
四 漁民たちの戦術
五 新たな岸管理
第四章 生業から労働へ
一 小魚灯火漁の導入
二 生業としての漁労
三 ビジネスとしての漁労
四 小魚灯火漁のポリティクス
小括──石油の再発見が湖岸にもたらしたもの
●第二部 トランスボーダーの生活戦略
第五章 生業をめぐるコンフリクト
一 代替生計手段としての綿花栽培
二 民族間対立と隣人性
三 土地をめぐるポリティクス
第六章 生存戦略としてのモビリティ
一 アフリカにおける移動
二 アルル人のモビリティ
三 ルンガの人びとのモビリティ
四 牧畜民パウロのモビリティ
五 自遊空間の創造
第七章 出稼ぎアルル人の葬送と埋葬地の変化
一 ナイロート系民族の祖霊観
二 出稼ぎ地ルンガにおける死
三 アルルの葬儀──ティポと生者の関係
四 結節点としての埋葬地
五 構築される「ホーム」
第八章 生者と死者を架橋すること──リチュアル・シティズンシップ
一 パモラ・クラン
二 死者祈念儀礼再生の過程
三 再生された死者祈念儀礼
四 死者と生者が交叉する場──リチュアル・シティズンシップ
小括──コンヴィヴィアルなアジールまたは不完全な「ホーム」
おわりに
初出論文
参照文献
索引