今すぐわかる! 今すぐできる! 明解! 感染症マニュアル
こんな感染症治療を一刀両断!
(1)熱、CRP高値、これらのみで抗菌薬投与を行っていないだろうか?
(2)いつも決まった抗菌薬を投与して、多剤耐性菌を増やしていないだろうか?
(3)不適当な検体、標本を使って評価、診断を行っていないだろうか?
どの専門領域であっても誰も感染症治療から離れることはできない。しかし、感染症治療について、何がわからないのかがわからない、何をどう勉強してよいのかわからない、と悩んでいる人も多いだろう。
本書は専門でない人にも理解しやすいように、感染症を疑ったときの考え方と診断のアプローチについて基本的で重要な事項に絞って明解にまとめられている。また各章の最初に、感染症についてわからない点を読者が整理できるような設問を置くなど、難解と思われがちな感染症診療をわかりやすく、効率よく、学べるよういたるところに工夫が施されている。本書を理解すれば、感染症診療・治療に関する十分な知識と臨床力、そして応用力を身につけることができるはずである。
例えば、髄膜炎を疑われる患者さんを前にして何を考え、何を投与したらよいのか、知りたいときにさっと本書を開くもいいし、「腸内細菌科って腸内に常在する細菌のこと?」「クラリスロマイシンに静注薬ってあったっけ?」「どの薬剤がどの系統か?」「培養結果の細菌が本当に感染しているのかわからない!!」という基本的知識を知りたいときにパッと開くのもよい。本書を手にした読者は、今までの感染症の本にはないその使い勝手のよさに驚くだろう。
感染症について理論的で説得力のある治療を行うために、これから感染症を学ぶ学生や研修医をはじめ、内科や各診療科のベテランの先生方にも、また臨床検査技師や薬剤師の方にも、ぜひ手にとってほしい本である。