第1章 人格障害とは何か…高野 晶
人格障害の概念
人格障害の分類
1. A群(クラスターA)人格障害
2. B群(クラスターB)人格障害
3. C群(クラスターC)人格障害
臨床的観点からみた人格障害
人格障害の成因
1. 生物学的観点から
2. 精神分析的観点から-発達を含めて
第2章 人格障害の歴史…狩野 力八朗
いま、なぜ人格障害か?
1. 診断上の抵抗感の減少
2. DSM-IIIによる多軸診断の影響
3. 社会家族構造の変化
フロイトの貢献
1. 性格傾向の精神分析的理解
2. 特殊な人格の記載
3. 分析可能性による人格障害の分類
ライヒとフェニヘルの貢献-古典的性格障害論
全体としての人格および重症人格障害
1. ドイチュの貢献-かのような人格
2. クラインの貢献-治療可能性の発見
3. エリクソンの貢献-同一性理論
4. カーンバーグの貢献-境界人格構造
人格障害治療の現状
第3章 人格障害の診断と治療…山岡 昌之
治療スタッフに必要な知識
1. 人格障害を併存している可能性が高い疾患
2. 退行
3. 見捨てられ抑うつ
4. 行動化
5. リストカット
各人格障害の診断基準
1. 全般的診断基準
2. DSM-IVに挙げられた10の人格障害
他の精神障害との併存
1. 気分障害に併存する人格障害
2. 摂食障害に併存する人格障害
3. パニック障害に併存する人格障害
4. 身体化障害に併存する人格障害
5. 薬物依存に併存する人格障害
6. 心身症に併存する人格障害
人格障害の治療
1. 人格障害に有効とされる主要な精神療法
2. それぞれの人格障害群の治療
人格障害の薬物療法
1. A群人格障害
2. B群人格障害
3. C群人格障害
人格障害の疫学と予後
1. 疫学
2. 予後
告知
第4章 [座談会]一般臨床で人格障害にどう対応するか
来院時の対応はチーム医療体制で
人格障害に対する偏見を捨てる
外来、ERでの人格障害への対応
入院決定の判断基準と留意点
告知をどう行うか
人格障害の退行促進的な側面を知る
人格障害および家族との接し方
人格障害への対応ルール
第5章 [座談会]精神科・心療内科との連携をどうするか
連携の現状
コンサルテーション・リエゾンと人格障害
転科の基準
相談・依頼・転科の進め方
紹介状の書き方
人格障害治療のネットワーク
第5章の付録:構造化すること(structuring)
構造化することの目的-治療的意味
治療において何を構造化するか
治療においてどの程度構造化するか
構造化することに際しての留意点
第6章 [座談会]人格障害に今後どう対応していくか
人格障害から学ぶ
施設のあり方-アメリカと比較して
人格障害の治療と保険診療
病院・病棟はどうあるべきか-チーム医療
現代社会と人格障害との関連性