「形は美しくなければならない。
形は美しくあるために生まれ、
美しくあることで成就する。」の信念の元、
美術・デザイン・建築・陶芸と多岐に渡る活動の中で、
出会った物たちや、人々について語る。
東三河の円空仏
東三河には紹介したものの他、四体の円空仏がある。豊川市下長山町・徳宝院の不動明王像は像全面が摩滅しているのが残念だが、円空仏の片鱗はよく残している…
釜屋建て望月家住宅。
高度経済成長の波。
私が中学生だった頃、豊橋には馬が引く荷車が普通に行き交い、道路の馬糞は日常の光景だった。同じ頃、中学校の先生が発売されたばかりのスバル360に乗って通勤しだす。一般の人々に車の普及が始まったのだ…
さきやまの鋸。
山林内で木を伐る人たちと、荒削りする、そま職人たちを合わせて、さきやまと呼ぶ。さきやまが使う鋸は伐木の太さによって大中小を使い分け長い伐木の玉切りには、丸太の太さによって鋸を決めた…
祭りのゆはぎ。
東栄町古戸の花祭りで、宮人と呼ばれ、祭りを司る長老たちが羽織る物を「ゆはぎ」と呼ぶ。他地区の花祭りでは見かけない、淡い茶褐色で丈の短い羽織のようなものだ…
サミゾチカラコレクション。
私が佐溝氏と出会ったのはつい最近のことである。行きつけの喫茶店で彼がホーロー看板の展示をしていた。忘れられた広告の原風景がそこには並べられていた。強烈な色彩、直接的な文案、簡素な図案、描き文字。コピー、イラストレーション、タイポグラフィ等という現代の言葉には当てはまらず、完成度という尺度では語ることが無意味なものたちである。しかし心を引きつけずにはおかない…