「小町・良寛」は革命だった。革命は続いていた。
1984年に仮名書体「小町・良寛」は発表された。
その時始まった日本語書体の改革が集大成された。
やがて、この本は新しい日本語組版のバイブルになる。
この本は、専門家だけでなく、日々文字に触れる日本中の人に読んでもらいたい。
この本は、日本語の必然から、考え出された、日本人のための
フォント作りの記録。
それは、日本人の美意識と歴史に感謝し、日本人としての誇りを取り戻すためのたった一人の思索の記録でもある。
日本の文字について、ここまでは誰も言わなかった。
新しい見出し明朝体「味明」が出来るまで、そして味岡伸太郎のタイプフェイス&タイポグラフィ、ロゴタイプ。
味岡さんは今、明朝体の漢字を作っています。
ウエイトは金属活字の初号くらいヘビーなのに、やぼったくなく美しくチャーミング。
嬉しいのはヘアラインのモダンスタイルもできたこと。
さらに今回、10種の仮名書体が加わってて驚愕です。
かなも漢字も充実して大変なことになってきました。
味岡さんの書体シリーズはどこまでいくのかしら……。
日本語書体があまり経験したことがなかった盛り上がりで日本中に味岡フォントが溢れ、文字も元気になりました。
ぼくも仕事でたくさんお世話になりました。
明朝体というのはもともと漢字だけだったんですね。仮名書体はそもそも漢字を崩した草書体っぽい書体で、日本語は二種類の書体を組み合わせてできていたんだってことに、気付きましたよ。
日本語の印刷用書体の大革命だったんです!
祖父江慎