はじめに
序章 モーツァルトは「クラシック音楽」か?
1 クラシック音楽という概念がなかった時代
2 自立する音楽
第1部 ドイツの教養主義的演奏会
第1章 ライプツィヒとゲヴァントハウス演奏会
1 ゲヴァントハウスの成り立ち
2 「音楽監督」メンデルスゾーン
3 シューマンと『音楽新報』
4 後継者たち
第2章 ブレンデルとゲヴァントハウス
1 ブレンデルの演奏会改革論
2 ブレンデルの立場
3 ゲヴァントハウスの演奏曲目
4 作曲家ごとの傾向
5 ブレンデルとゲヴァントハウスの違い
6 教養としての機能
第3章 オイテルペ音楽協会
1 ゲヴァントハウスに対抗する演奏会
2 オイテルペの変遷
3 演奏曲目の傾向
4 「進歩派」と「保守派」
第4章 オーケストラ演奏会のプログラム構成
1 ベルリン・フィルにみる演目構成の変遷
2 「伝統」はいつできたのか
第2部 大都会の娯楽的演奏会
第1章 ロンドンとパリの音楽事情
1 ロンドンにおける公開演奏会
2 パリにおける公開演奏会
3 ディケンズが描いたロンドンの音楽事情
4 一九世紀初頭ロンドンの演奏会
5 演奏会の入場料と当時の人々の収入
第2章 プロムナード・コンサートの始まり
1 パリのプロムナード・コンサート
2 ロンドン上陸
3 ワルツの父の英国公演
4 プロムナード・コンサートの定着
5 ミュザールとジュリアンの登場
第3章 ルイ・ジュリアン
1 ジュリアン時代の始まり
2 ジュリアンの演奏会
3 ジュリアンの影響とその後
4 ジュリアンの衰退
5 その後のプロムナード・コンサート
第3部 クラシックとポピュラーができるまで
第1章 「クラシカル・コンサート」
1 ジュリアンの「クラシカル・コンサート」
2 “classical” の意味
第2章 「クラシック」と「ポピュラー」の成立
1 音楽における「古典」の成立
2 “popular” の登場
3 初期の用語例の調査
4 “popular music” の成立
5 “classical music” の成立
6 「増殖する」クラシック音楽
結び
付録:フランツ・ブレンデル「演奏会改革論」(要約)
おわりに