新渡戸稲造愛唱から100年、詩「渡し場」をめぐる群像。
「次のような詩をご存知の方はあるまいか」。1956年、朝日新聞〈窓〉欄に載った投書から、ドイツロマン派の詩人ウーラントの「渡し場」とその歌曲をめぐる読者の交流が始まった。半世紀を超える数奇な物語をここに。
ドイツの詩人ルートヴィヒ・ウーラントが1823年につくった24行の詩「渡し場」をめぐって、さまざまなドラマが日本で展開しました。作者と同時代の作曲家、カール・レーヴェによって作曲されていて、日本での演奏をめぐってもドラマがありました。この記録は、次の世代の人たちがこの詩や曲を語り継ぎ、歌い継ぐときの道しるべになると私たちは期待しています。〈あとがき〉