はじめに
第Ⅰ部 叛乱論
叛乱論
Ⅰ 政治の経験 | Ⅱ アジテーターと大衆 | Ⅲ 近代世界と叛乱 | Ⅳ 叛乱の宿命 | Ⅴ 戦後精神の敗北
叛乱と政治の形成
戦後政治過程の終焉
戦後政治思想の退廃
付・安保闘争における共産主義者同盟――党内闘争のための総括
ある「永続革命論」の顚末―一八四八年のマルクス
技術について――武谷三男論
悲劇の構造
彩流社版まえがき
合同出版版あとがき
彩流社版解説 『叛乱論』とその時代 小阪修平
第Ⅱ部 結社と技術
ⅰ
結社と技術――叛乱の組織問題
主体性の死と再生――自分は誰なのか
大衆にたいしてストイックな〈党〉――レーニンの結社
ブランキスト百年――私のブランキ
ⅱ
欺瞞的で自由なゲリラ――戦後のあとの時代における政治と生の世界
政治的言語のために――「私」の解体と「我々」の再生
〈私〉の敵は〈我々〉だ――政治の発言について
〈政治〉の破砕へ――6・15の成熟と解体
ⅲ
アナルコ・ニヒリズムと政治――『政治的なるものの概念』をめぐって
ブロンドのライオンまたは政治のなかの反政治
ⅳ
時代経験と思想――黒田寛一の「技術論」
情況出版版あとがき
あとがき
解説
長崎浩の世紀はすでに到来している 廣瀬 純