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サッシャ・ギトリ 増補新版

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フランス映画史で唯一無二の監督サッシャ・ギトリの評伝 決定版! 著者によるエッセイ、講演の採録ほか、トリュフォーがギトリに捧げた追悼文、オリヴィエ・アサイヤス、青山真治による寄稿、充実のフィルモグラフィ&全作品解説など、大幅増補! 

「これ1本というなら、男の色気が匂いたつ『デジレ』(1937)を選ぶが、ギトリというからには、全部見なければまったく意味がない。そのための最良の手引きが、これだ!」蓮實重彦(映画批評家)

「演劇の叡智と映画の知識をたっぷりと享受した者にしかできない方法がある。いわば時代に選ばれた者、それがサッシャ・ギトリだったのである」青山真治(映画監督)

「トリュフォーのように文学的で遊び心があり、ルノワールのように古典的フランス文化と映画の橋渡しの役目を担い、ファスビンダーのように多作で、ブレッソンをはじめとする偉大な作家たちのように分類することができない、唯一無二のギトリ」オリヴィエ・アサイヤス(映画監督)

「人生の逆説が描かれ、そしてまさに人生が逆説的であるがゆえに、サッシャ・ギトリはリアリズムの映画作家だったのだ」フランソワ・トリュフォー(映画監督)

20世紀初頭から1950年代のパリ。歴史に流され、女たちに翻弄されつつ、舞台を映画を生き続けたサッシャ・ギトリ。彼の生涯の物語。サッシャ・ギトリ Sacha Guitry(18851957)。19世紀の大俳優リュシアン・ギトリの息子として生まれたサッシャ。50年間にわたって自らの手になる130本余の戯曲に主演し、パリの演劇界に君臨したサッシャ。映画を嫌悪しつつ生涯に33本の映画を残す映画作家サッシャ。結婚と離婚を何度も反復するサッシャ。美術館のような大邸宅の主サッシャ。本書が描くのはサッシャの複数の身体である。(勁草書房版帯文より)
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