よくわかる!公共建物の長寿命化 vol.2 小学校を大手民間企業が再利用

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「よくわかる! 公共建物の長寿命化 先進事例から学ぶ」シリーズ第2弾。
我が国の公共建物は、社会現象としての人口減少、少子高齢化、社会保障費の増大、特に自治体においては財政状況が厳しく、公共建物の老朽化への対策に要する財源確保が非常に困難であるという危機的な状況が拡大している。
国は、公共建物の老朽化が一斉に来ることを予想して、2014 年4月に自治体に「公共施設等総合管理計画」の策定を発令した。その後、2018 年4 月に総務省自治財政局財務調査課より「公共施設等総合管理計画の更なる推進にむけて」が発表された。公共施設管理の更なる推進に向けて、「集約化、複合化」、「長寿命化」、「転用事業」等に関して解説している。本書の主題である「長寿命化」とは、建物で言えば60 年の建替え周期を80 年100 年間利用する施策である。本書シリーズの「vol. 1」では「民間企業本社・マンションの長寿命化への取り組み、大規模改修の重要ポイント」を掲載。先進事例として「新宿区役所本庁舎(免震構造改修と大規模構造物の曳家)や青森県弘前市庁舎(市庁舎の保全復元デザイン維持)など7施設を挙げ、長寿命化に至った経緯、入札時の募集要項、工事完了までのスケジュール、工学的視点での建物の大規模改修設計・改修工事・修繕の内容、整備コスト、耐震能力不足の建物の耐震補強設計手法、今後の長期保全計画の観点からもヒアリングして、「公共建物の長寿命化」に関して解説した。また、経済的効果分析も試算して掲載した。
本書「Vol. 2」では、先進事例として「吉本興業東京本部(新宿区立旧四谷第五小学校を、民間企業オフィスに)や半田赤レンガ建物(明治期のビール工場を活きた建物として再生)、青森県庁舎(減築による耐震補強、100 年庁舎にむけて)、目黒区総合庁舎(民間のオフィスビルを取得し、本庁舎として再利用)、富山県氷見市庁舎(県立高校体育館から市役所への用途変更)、青森県弘前市民会館(市民の思いが詰まった市民会館の継承と革新)、北九州市立戸畑図書館(旧戸畑区役所を図書館に、外観を維持して耐震改修)」を訪問して、建築の専門家でない読者が読んでも分かりやすいように紙面には写真も多用し解説を行った。尚「vol. 1」同様に実際の事業費を提供頂き、経済的効果分析を合わせて掲載している。また、後半部には公共建物の長寿命化の参考として、建物管理の専門会社の技術者による、「建物を永く使うための工夫、マンションの寿命と建替え、大規模改修の重要ポイント」を紹介している。
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