はじめに(木下豊房)
祖先/両親/都市中間層の生活感覚/ロシア文化の「銀の時代」――揺らぎの時代/芸術文学・哲学・科学アカデミー/教会弾圧/宇宙科学アカデミー
赤色テロの到来/世界観の形成/逮捕、そして刑務所/歴史の皮肉/ソロヴェツキー島収容所・刑事学資料室/ソロヴェツキー劇場/ソロヴェツキー博物館/アレクサンドル・メイエル/ゴーリキーのソロヴェツキー来訪と一九二九年の大量銃殺/ソロヴェツキー収容所からの解放/その後の友人達の運命
前科の抹消/受験の失敗/アカデミー出版所を退職/プーシキン館での二人の優れた指導者との出会い(1 アレクサンドル・セルゲーヴィチ・オルロフ 2 ワルワーラ・パヴロヴナ ・アドリアノワ‐ペレッツ)/「糾弾」/わが身に降りかかった糾弾と脅迫/一九三〇年代の弾圧
レニングラード封鎖下の生活/食糧難、飢餓の深刻化/プーシキン館の事態(V・L・コマローヴィチ)/権力による監視/研究所内の飢餓の犠牲者達/ラドガ湖の「死の道路」/潜水艦の乗組員達/飢餓と凍寒の二重苦/飢えと脳力/コマローヴィチの最期/父の死/『古代ロシア都市の防衛』の出版/疎開の準備/疎開への出発
あとがきにかえて(金沢美知子)